42夜*イカれてた ページ44
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五条先生の言葉の意味を考えながらしばらく待っていると。ビルの中から呪霊がズルンとすり抜けてきた。
貴「出てきた…」
伏「祓います」
五「待って」
___【オ゛ッ……ア゛ァアアアァアアァ…】
呪霊の体から黒い大きな棘のような物が飛び出し、呪霊は雄叫びを上げながら消滅した。
それを見て、五条先生は大変満足そうである。
五「いいね。ちゃんとイカれてた」
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数十分程経ち、ようやく悠仁と釘崎さんが廃ビルから戻ってくる。
しかし出てきたのは2人だけではなく、何故か幼い少年も一緒に出てきた。
事情を聞けば飛び出してきた呪霊の人質になっていたとのこと。
貴「…あ、首」
子供「え?」
貴「痛い?ちょっとジッとしてね」
そっと男の子の首に手を当てる。
男の子の首に小さな傷があった。血が流れた跡がある…ちょっと深めに刺されたのかもしれない。
釘「反転術式…?」
虎「あ、そういえばそう言われてたな…」
伏「……」
五「(うんうん、いいね。…ついでだけど、僅かに子供の傷にある穢れが浄化されている。
無意識かな…治癒をかけると同時に清める力も含まれているな)」
貴「……はい、治ったよ」
子供「!さっきまでちょっと痛かったけど…もう痛くない!
お姉ちゃんありがとう!」
貴「どういたしまして」
小さい傷だったから、すんなり傷は消えた。
2人は…怪我はしてないね。
先生と伏黒君は男の子を家まで送っていったので、今は3人で待機。
釘崎さんはお腹が空いてきて機嫌が悪くなった。
貴「…釘崎さん。飴しかないけど食べる?」
釘「!」
貴「えーと…3個しかないな。林檎味かオレンジ…苺もあるけど」
釘「……採用」←
貴「え?」
釘「オレンジちょーだい」
貴「ぁ、うん。どーぞ?」
釘「あと…野薔薇でいいわ。私もAって呼ぶから」
貴「!うん、野薔薇!」
虎「(良かったなぁA( ´ ▽ ` ))
俺も飴ちょーだい!苺!」
貴「はいはい(…なんだ、嬉しそう悠仁)」
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黒なっち(プロフ) - マニ。さん» ボードはここ数年いじっていませんが、少しだけならいいですよ! (1月5日 20時) (レス) id: da9851d8b5 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 黒なっちさん» ✉️。こんにちは!とても面白いです!もしよろしければボードで会話しませんか?お返事お待ちしています! (1月5日 19時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - えびふらいたこさん» 私、死にたいィィ!!教えていただきありがとうございます_:(´ཀ`」 ∠): (11月20日 13時) (レス) id: da9851d8b5 (このIDを非表示/違反報告)
えびふらいたこ(プロフ) - 楽しく読んでおりますが、一点だけ訂正をお願いします。虎杖の下の名前は「悠二」ではなく、「悠仁」です。にんべんがつきます。細かくて申し訳ありません。 (11月20日 0時) (レス) @page8 id: 5b9b42251c (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - ゆきさん» 最初のコメント、ありがとうございます😋 (11月18日 20時) (レス) id: da9851d8b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2023年11月18日 1時