呪い姫【呪術廻戦】

31夜＊治癒術と力 ページ33

・





五条先生に連れて来られたのは医務室だった。そこにいたのは白衣を着た女性







家入「家入硝子だ。高専の医師を担当している」



五「Aと同じ反転術式使いだよ」


貴「ょ、よろしくお願いします」





術師の中でも使い手はごく限られているって言ってたけど…

そんなに少ないのかな








家入「伏黒からは話聞いてるよ。他者にも反転術式をかけられるのはあんまりいないからね。

で、幼い頃から使えてたんだっけ？」




貴「あ、はい。…でも全然上手くコツが掴めなくて…小さな傷くらいしか治せないんです」




五「僕が思うに、Aの反転術式はまだ不完全だ。

正直言うとAはあんまり戦闘できるタイプじゃない。どっちかって言うとサポートタイプだよ。

メインはやっぱり治癒術かな？」




貴「え？じゃあ式神は何のために？」




家入「まだちゃんと言ってないんだな」




五「メンゴ。

あれはね…千年前に作られた式神。呪力で作られ、結晶の中で長年眠り続けた呪物。

本当は6対じゃなくて、元々は5体しかいなかったんだ。

後から1体が…現代で追加された。


みんな、呪い姫を守るために作られた式神達だよ。



つまりA、彼らは君を守るためにある」





貴「私、を…」






全然知らない





五「僕達はあれを「藍色の奇石」って呼んでる。今までは僕が管理してたんだけどもう必要ないし！

そのままAにあげちゃう！」







管理するほどなら宿儺の指同様、特級呪物では？






五「上の連中も御三家もどーしてもあの石を上手く使えないかめちゃくちゃ試したんだよ。何やっても反応しないし壊れもしない。


バカだよね〜ジジイ共は！ww使える訳ないじゃん！！何回も言ってんのにwwwｱﾊﾊﾊ」






貴「(超笑ってる怖…)」ドン引

家入「引いてるぞ」





ジジイ共ってそれ上層部とかだよね。御三家はわからないけど偉い人達の事バカって普通に言っちゃったよこの人…





家入「式神の方は戦闘に使えるからいざとい時に使え、て事だよ。

結晶の力と反転術式、Aは両方使えるようになればいい」




両方使えるように…できるかな、私






五「大丈夫大丈夫、このグットルッキンガイ五条悟先生が教えるから。

ちなみに僕は式神使いじゃないから、式神については恵の方が詳しいよー」






伏黒君は式神使いなんだ…






・

32夜＊やってやる→←30夜＊負と正

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す