呪い姫【呪術廻戦】

25夜＊小さな反転術式 ページ27

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伏黒恵side




アナウンスが東京に着いた事を知らせるのが聞こえて目が覚めた。




伏「……ん」





隣の冬目も眠っていた。


起こすか…と思って冬目の肩を揺らそうとしたが…





俺の顔に違和感があった。





痛みがない


頭はまだ地味に痛むが、先日より痛みがない。

窓越しに映る自分の顔を見て、湿布を剥がした。










伏「(口元と頬の傷がない)」







更に感じる残穢…








＿＿＿＿＿＿まさか










伏「おい！起きろ！！」




貴「ふぇ！？ぉおはよう？！」






伏「俺に何した！？俺の傷は！？」



貴「え！？えっと…な、治しました…全然治ってないけど」






治した…？






伏「反転術式が使えるのか…？」




貴「は、反転術式…？」






自覚してない？

家入さんのように、冬目は他者を治癒する事が出来るのか？


だが不完全なのか…軽い場所しか完治してない。頭も全部ではなかった。







駅員「あの〜お客様；」





伏・貴「…あ」





この状況


俺が冬目の両肩を掴み窓側に押し付けてる形。よく見れば窓の外から見てる男女が顔を赤くしながら見てた…






めっっちゃこの状態は外から見たら勘違いする勢い。







とりあえず










伏・貴「スンマセン」←








荷物を持って駅をなんとか降りる。


気まずい…







貴「ゎ、私まずい事した…？」







伏「いや。なんも…





治してくれてサンキュ…」







貴「あ、ううん…」







この事、五条先生と家入さんに話した方がいいか…？




家入さん、助手にしようとするかも←






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