呪い姫【呪術廻戦】

序章 ページ1

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記録_______ 2018年6月

宮城県仙台市 杉沢第三高校








伏黒「百葉箱！？そんな所に特級呪物保管するとか馬鹿過ぎるでしょ」




夜の高校に忍び込み敷地内を歩く伏黒恵はスマホを耳に当て会話しながら設置されてある百葉箱の目の前で立ち止まる。


特級呪物が保管されているのはまさしくこの白い箱。さっさと回収しようと近づき掛金を摘み扉を開けて中を覗き込んだ…






が、中には何も無い
空で何一つ残っていない。








伏黒「……ないですよ」





？《え？》



伏黒「百葉箱空っぽです」



？《マジで？ウケるね》





伏黒《ぶん殴りますよ》







？《回収するまで帰ってきちゃ駄目だから》







伏黒「(今度マジで殴ろう)」









？《…結晶の反応は？》







伏黒「……仙台入ってから地味に光ってます。けど近くにはいないです」




？《じゃ、見つけたら連絡ちょーだーい♪》






そう言ってぶつりと電話は一方的に切られる。伏黒は静かにスマホを離し深い溜め息を吐くと共にこめかみに青筋を立てた。









伏黒「羅針盤でもねーんだよコレ…

人物絵も写真もないんだぞ…本当にいんのかよ」

''呪い姫''










伏「冬目A…」






とりあえず、頼む前にどんな人物なのか写真寄越せと言いたい





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