I miss you…5【東京卍リベンジャーズ】

第176話★お別れ ページ16

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万「アイツ一番隊隊長だろ？バイクもってねーなんてカッコつかねぇじゃん？

どうすりゃいーかなって思ってたら…コイツだった」










花垣君に…









ド「A…シンイチロー君が亡くなった後、コイツに近づかなくなったろ？」



貴「！」





万「オマエがシンイチローのとこに行くたびに、いつもコイツに話しかけてたの、オレもケンチンも覚えてる。

なんかダチみたいな感じでよww




寂しくねーように…いつも顔見せる。


でも…シンイチローが死んじまってから、オマエはコイツに話しかけなくなっちまった。






だから…もう、いいんじゃねぇか？もう一度話しかけても」








…そうだ






シンイチロー君が生きていた頃、早く誰かに乗ってもらうといいねって…変な子と思われるくらいにバブに向かって話しかけていた。





そして…シンイチロー君が亡くなって


いつからか…私はこのバブに話しかけなくなってしまった。





忘れていた…











万次郎君が私にお別れ言えって…そういう事だったんだ










私はそっとバブの前に立ち、アクセルにそっと触れた。













貴「ずっと…話しかけてなくて、ごめんね。


それから…万次郎君とドラケン君にまた走れるようにしてもらってよかったね。


……花垣君に大事にしてもらってね」











きっと…話しかけるのはこれが最後かもしれない。




次話せるのは、いつになるかな…



いつか、万次郎君のバブと、このこ…花垣君のバブが並んで一緒に走る姿が見られる日がくるのかな














その後、千冬君に目隠しをされた花垣君がきて万次郎君の合図でバブをみせた。


私に話してくれた双子の理由とフィリピンでの事を花垣君に話す。


バイクに乗った事がない花垣君に万次郎君が一緒にレクチャーしに走っていった。










貴「……私も、行きたいな」


千冬「え？走りに？」





貴「ううん……フィリピン。双子のバブがあった廃墟に」




ド「いつかマイキーと行ってこいよ」






貴「うんっ。きっと感動しちゃうかも」










後で万次郎君に言おう…


いつか一緒に行こうねって







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