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第96話☆やばい選手 ページ7





しばらく競技を観ていると…






星川キャプテンが予選で落ちてしまった。1位と2位の選手はきっと社会人の選手だ。



それほどすごい選手が集まっているんだと実感してしまう。









貴「(あ、次はフリー50で日和くんと旭くん出るんだ)」







前は同着したんだっけ…








貴「!…あ」




真「向日葵さん?どうしたの」







貴「あ、いや…そういえば次のフリー50で何がすごい選手が1人いるの思い出して…」




貴澄「すごい選手?」





貴「えっと…確か鳴武沢大学の「金城楓」って言う人」







情報では元々はバッタを専門としていたけど高3の時にフリーに転向。

瞬く間に好記録をマークし、周囲を驚愕させた。

現在はフリーの日本記録に最も近い選手として注目を浴びているらしい。









真「向日葵さんすごい情報綱だね」

貴澄「さすがマネージャー…」




貴「?」









と言っても、彼の泳ぎは見た事ない。









『Take your marks』







_____'' ピッ "









貴「ッ!!」






早い…!!







貴澄「あの金城って人すごい迫力」









金城楓は圧倒的な泳ぎを見せた。


他の選手は彼に追いつけない。


日和くんも旭くんも誰も彼には追いつけなかった。









貴「(大会記録って…予選でこんなに全力出すなんて)」









少しだけ金城楓が怖く見えた。








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作者名:黒なっち | 作成日時:2021年8月9日 19時

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