8夜＊今夜は血があつい ページ9
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木魚達磨様の声に周りは息を呑んだ。
青「達磨殿！！若頭だぞ！！無礼にも程があらぁ！！」
青田坊が異議を唱えますが、木魚達磨様は失笑しただけだった。
木魚達磨「無礼？フン…貴様…奴良組の代紋「畏」の意味を理解しているのか？
妖怪とは…人々におそれを抱かせるもの。
それを人助けなど…笑止！！」
青「てめぇーー！！」
その言葉に青田坊はキレて木魚達磨様に殴りかかった。
周りはその状況にあわてふためくばかりで、止めようとする者もいるが、手出ししない者もいる。
リ「や…やめねぇか！！」
貴「！」
リクオ様の突然の一言でその場は静まった。
そしてリクオ様は木魚達磨の前へと歩き出した
リ「時間がねぇんだよ。おめーのわかんねー理屈なんか聞きたくないんだよ！！木魚達磨」
貴「リクオ、様…？」
周りはリクオ様のお姿を見て驚いていた。
今のリクオ様はいつものリクオ様とはまるで違った。
だんだんリクオ様の姿は、鋭い目付きに凛々しい顔立ち、茶髪だった髪の毛は白く後ろに棚引くほど伸びた。
リ「なぁ…みんな…オレが「人間だから」だめだというなら、妖怪ならばお前らを率いていいんだな！？
だったら…人間なんてやめてやる！」
リクオ様…
リ「おめーらついてきな」
昼と夜のリクオ様の姿が違って、私は胸がドキドキしていました。
リ「A」
貴「！」
真っ直ぐなその私とは違う赤い瞳は私と視線が交わるとゆるりと細められた。
視線を逸らそうか迷っていると私の方へ手が伸ばされる。
リ「来い。俺がこれから率いる百鬼を魅せてやるよ」
視線を逸らさずに私だけを見ながら動く唇。
その仕草、行動、全部に魅せられる。
きっと私は、あなた様からは逃げられないのかもしれないのでしょう…
ならば…
貴「はい。ご一緒させてください…リクオ様」
リクオ様の手を取り、隣に一緒に立つ。
リ「今夜は何だか…血が…あついなぁ…」
カラス天狗「リクオ様、言ったでしょう。それが妖怪の血です」
リ「血…？」
青「おじいさまの血です。リクオ様は…ワシらを率いていいんです。
あなたは総大将の血を四分の一も継いでいるのですから！！」
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黒なっち(プロフ) - スズカさん» コメントありがとうございます！そして激亀更新で本当に申し訳ないです… (2023年1月4日 7時) (
レス) id: da9851d8b5 (このIDを非表示/違反報告)
スズカ - こんにちは、黒なっち様の作品とても面白いですよ‼それに絵もお上手ですね‼体調に気おつけながら作品の更新お、お願いします‼ (2023年1月2日 21時) (レス) @page21 id: 912e561aa6 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - コメントありがとうございます×100。自分で作っておいて更新が激亀更新で本当にすみませんんんん！！！ありがとうございます！ (2022年9月30日 12時) (レス) id: f4f1e6d7c3 (このIDを非表示/違反報告)
南無(プロフ) - 初めまして！コメント失礼します。黒なっちさんのぬら孫の作品、とても面白くて２回も一気読みしちゃいました！！他の作品も更新していて忙しいかと思いますが、これからも頑張って下さい、応援しています！！このぬら孫２作目の更新も頑張って下さい！！待ってます！！ (2022年9月30日 12時) (レス) id: 5240336bf8 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - さくらさん» ( ^q^ )ゴホッ…ありがとうございます。コメント嬉しすぎて吐血 (2021年4月9日 9時) (レス) id: f4f1e6d7c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒なっち | 作成日時：2020年8月12日 19時
