5夜＊悪い妖怪 ページ7
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顔を青ざめ声を張り上げるリクオ様。
あんなに欲しがってたものなのになぜか急に拒否の言葉を発した。
リ「こ…こんな奴らと一緒になんかいたら、
貴「リ、リクオ様…？」
ぬら「リクオ…？」
リ「妖怪が…こんな悪い奴らだって知らなかった！
おじいちゃんになんかぜんぜん…似てないよーー！！」
ぬら「Σ あ、こりゃリクオ！」
貴「リクオ様どちらへ…？！」
ダッと走り出したリクオ様はバンッと襖を開け放ち庭へと飛び出してしまった。
もしや…縁側で落ち込んでおられた理由は全て…妖怪のことだったのでしょうか。
木魚達磨「総大将……失礼ながらリクオ様は…本当に血のつながりがおありか…？
姿、形はもとより、考え方もまるで人間ですなぁ……」
ぬら「アーン？」
ガゴゼ「カカカ…こまったもんですな。どうやら若は…まだまだ遊びたいさかりのお子様のようじゃな…
総大将…我々にとって…つらいこの御時世、今一度…代紋に立てた誓いを確認すべきではありますまいか」
'' 我々…妖怪は…人間に畏れられるものとして、存在せねばならんということを＿＿＿"
貴「……おじい様、私リクオ様を…」
ぬら「うーむ、頼むなAよ…」
さささっとその場を離れ広間を出て行く。
追いついた頃には庭に佇むリクオ様に心配そうに声をかけるつらら様の声が聞こえた。
つ「若！！風邪ひきますよ」
リ「ほっといてよ！！」
総会のこともあってか怒鳴るリクオ様に首無やつらら、青田坊が心配そうに彼の後ろ姿を見る。
私は少し離れた柱の陰からそれを覗き見ました。
今のリクオ様には何言っても無理なのでしょうか…
貴「(あの時のリクオ様のお言葉…きっと私も含められているのでしょう…)」
私は静かに踵を返して自室へと戻った。
＿＿＿＿一方、総会では
ガゴゼ「＿＿＿それにですな、総大将…」
ぬら「なんじゃ？」
ガゴゼ「ヒメガミ様であるA様…聞けばリクオ様の許嫁と聞きます。
A様は大事な奴良組の三代目奥方になられる方。
今のリクオ様にはまだ…」
ぬら「うーむ、リクオの許嫁にしたいとは考えておったのじゃが…
ワシはあまりAを何かの決まりで縛りつけたくはない。
Aの人生はAが決める。
それにあの娘は＿＿＿＿」
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黒なっち(プロフ) - スズカさん» コメントありがとうございます！そして激亀更新で本当に申し訳ないです… (2023年1月4日 7時) (
レス) id: da9851d8b5 (このIDを非表示/違反報告)
スズカ - こんにちは、黒なっち様の作品とても面白いですよ‼それに絵もお上手ですね‼体調に気おつけながら作品の更新お、お願いします‼ (2023年1月2日 21時) (レス) @page21 id: 912e561aa6 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - コメントありがとうございます×100。自分で作っておいて更新が激亀更新で本当にすみませんんんん！！！ありがとうございます！ (2022年9月30日 12時) (レス) id: f4f1e6d7c3 (このIDを非表示/違反報告)
南無(プロフ) - 初めまして！コメント失礼します。黒なっちさんのぬら孫の作品、とても面白くて２回も一気読みしちゃいました！！他の作品も更新していて忙しいかと思いますが、これからも頑張って下さい、応援しています！！このぬら孫２作目の更新も頑張って下さい！！待ってます！！ (2022年9月30日 12時) (レス) id: 5240336bf8 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - さくらさん» ( ^q^ )ゴホッ…ありがとうございます。コメント嬉しすぎて吐血 (2021年4月9日 9時) (レス) id: f4f1e6d7c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒なっち | 作成日時：2020年8月12日 19時
