23#逆らい続けよう ページ26
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巨大なバレーボールで雨宮くん達を攻撃するカモシダ。
貴「…(私、ここに隠れてるだけだ…何も力はない)」
カモシダ「三崎ィ？」
貴「！」
蓮「よせっ！」
バレーボールで私が隠れてる柱をカモシダが破壊した。壊される直前、また雨宮くんに助けられた。
カモシダ「隠れてたのは知ってるんだよ…隠れてるだけで、お前はそいつに守られてばかりだなァ？」
貴「！」
カモシダ「ここに来る前にあの時逃げずに大人しく俺様に従っていれば、こんな厄介なことにならなかったのに」
貴「…っ」
竜「違う！全部てめぇのせいだろうが！！」
カモシダ「何が違うんだ？そいつがいるから足手まといになっているじゃないか。今もそうさ！何もできない役立たずだ！！」
何もできない…
カモシダ「あ、でもある意味役に立ってるな？学校では都合が良くて便利な人形だもんなァ？
声が出ない女ってのは便利でいい！」
杏「この、サイッテー…！！アンタ、三崎さんのことをそんな風に見てたってわけ！？」
便利な人形……
カモシダ「そんな風になったそいつが悪いのさ！大人しく言いなりになっていればよかったのに！
なぁにが有名なバイオリニストの娘だ？
何がバイオリニストだァ？最後まで奏でなかった恥さらしの小娘が！この俺様が直々に期待してやったのに、逆らい続けやがって！！」
貴「……」
脳裏に蘇る記憶。
両親を亡くして、片耳がおかしくなって…
両親のいないヴァイオリンコンサートのステージに立って、最後まで演奏しなかった私…
突然声が出なくなって、ステージに立てなくなった、音楽の恥さらし……
演奏するのが怖くて、音楽をやめた。
カモシダの言う通り私は……音楽の恥さらしだ。
貴「(だから都合の良い、便利な人形になっちゃったんだ…)」
蓮「このままでいいのか」
貴「？」
蓮「あんな悪魔に言われっぱなしで、あいつの都合の良い人形のままでいいのか？」
貴「(雨宮、くん…)」
蓮「三崎さんは人形なんかじゃない。
三崎さんは優しくて、笑顔が似合う人間だ」
貴「！」
蓮「逆らい続けよう。あの悪魔に」
そうだよ…このままでいい訳ない。
なんで…
貴「(なんで…あんな男に、便利な人形って言われなきゃならないのよ！！バカ！！)」
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黒なっち(プロフ) - ルナさん» あざまぁぁぁぁぁす！！！(≧∀≦) (2020年12月29日 19時) (
レス) id: f4f1e6d7c3 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 初見です、ストーリーがおもしろくて良かったです。夢主ちゃん可愛いですね( ≧∀≦)ノ応援してます！ (2020年12月29日 17時) (レス) id: 5abf626923 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - 影��蒼似さん» ありがとうございますww。あ、知識量やらせていただきました(・ω・)ノ影��蒼似さんもコロナ気をつけてください！！ (2020年4月29日 17時) (レス) id: 29eca2b325 (このIDを非表示/違反報告)
影��蒼似 - 黒なっちさん» え”！？あ、ありがとうございます…？僕も今作品を書いていて、黒なっちさんの文才がすごくて、つい書いてしまったんですけど…。黒なっちさん、どうか自分の文才を大切に…。あと、コロナには気をつけてください！キリッ(｀・ω・´)ゞ (2020年4月29日 17時) (レス) id: c6aa45914a (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - 影��蒼似さん» この作品で一番最初のコメントありがとうございます！！夢主ちゃんの能力設定嫌ってなくてよかった…(>_<)文才あげます(・ω・｀) (2020年4月29日 0時) (レス) id: 29eca2b325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒なっち | 作成日時：2020年3月14日 1時
