__鶴姫__2【ツルネ】

84射＊前祭り ページ38

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鳴宮 湊side




_____前祭り当日。




静弥も誘ったけど来なかった。

行けたら行くって言ってたけど、まだ風邪が治ってないんだ。






小野木たちと合流して神社の階段を上る。








Aも忙しいのだろうか、俺たちに構ってる暇なんてきっとないんだろうなあ。







そろそろ神事の時間でマサさんがいるであろう場所まで行く。






遼「あ！あそこ！」

海「間に合ったみたいだな」






そこには青い狩衣姿のマサさんがいた。






湊「あ…」






普段とは違う、大人の人って感じだった。

それに俺たちは見惚れてた。




三宝を持ったマサさんは歩いて行った。


今は神主として神事をやっているから、声をかけられない。







遼「静弥も見られれば良かったのに…」

湊「…うん」







‘‘ トントン ”





湊「？…えっ」






誰かが俺の肩を背後から優しくトントンと叩いた。


振り返ればそこには_____








湊「A…！？」



貴「ふふっ…びっくりした？」


湊「うん、びっくり…というかその格好…」

遼「わあ、A巫女服着てる！」






合宿の時に一度だけ (午前4時に起きた時) 緋袴を着たAを見たことあったけど、今日は違う。



袴を着てるが、千早も着ていた。





七「さっすが美少女。巫女服可愛いっ」


海「お前…今いいのかよ。神事中だろっ」




貴「一応ね。私は今だけいいの。兄さんが神事舞をやる前に特別に湊たちを案内してやれって言われたから。案内なんて特にないと思うけど。」






時間があるってことか。





貴「ほら、兄さん行っちゃうよ」




湊「あ…」






神事の場所が移動され、俺たちは追いかけるようについていくと足を止めた。






そこには…桐先高校の人達と愁の姿があった。





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＊夢主に一問一答＊

9.もしも魔法が使えたら？


貴「空飛びたい。フウと飛んだらきっと楽しいし、風邪が気持ちいい」

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