__鶴姫__2【ツルネ】

82射＊カブトムシ ページ36

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翌日





静弥が学校に来ていない。






貴「湊、静弥は？」



湊「休み。昨日雨で濡れたせいで風邪をひいたみたい」


貴「そっか…」






今日静弥に会ったら…なんて顔をすればいいのかわからなかった。


今日が休みなら…また来るかな、明日。
なら明日はなんて顔をすればいいの？







貴「…わかんないよ」


湊「なんだよ急に」


貴「明日、どんな顔すればいいのかな〜って…」









机の上にコンッと頭を乗せる。

ああ〜と深い溜息をはいた。







すると頭に重みを感じた。







湊「何のことかわかんないけど、いつも通りのAでいいんじゃない？

毎日楽しくいる、笑ってるAで」






貴「…！///」






深く聞いてこない湊が、すごく優しくて、嬉しかった。


私の頭を撫でる湊の手が暖かい。







貴「そ、そうだね。いつも通りでいます…///」




湊「なんで敬語なんだよw」






あなたのせいよっ






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部活の時間…何やら男子たちがもめていた？







白菊「この前は仲良しでしたのに」

花沢「男子って難しい」

妹尾「結局、鳴宮を変えても竹早を変えてもダメなわけか」



貴「……」





変えてもダメ、か……









ギャーギャーしている男子を止めてもらおうと乃愛が兄さんに声をかける。




…が、兄さんは昨日からボーッとしていて、今日もボーッとしていた。







滝「コーチ！…滝川コーチ！男子を何とかしてくださいませんか？」





滝「！…あ？」




花沢「あ？じゃないですよ。ホラ」





ゆうなが男子たちの方をさすと、海斗が七緒を睨んで、七緒はツーンとそっぽ向いていた。



湊は困った顔でこちらを見る。
助けを求めているような…





滝「おっと…どうどう、お前たち。

何でそう同じ籠に入れられたカブトムシみたいに角を突き合わせているんだよぉ」





白菊「カブトムシ？」

花沢「プッｗ」


貴「……なんでカブトムシ？」







確かに角を突き合わせるけど。







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＊夢主に一問一答＊

7.海派？ 山派？


貴「海かな。水遊びとかが好きだし、夕方になると綺麗だよね」




滝「Aの水着姿しばらく見てないなぁ」


貴「……やっぱ山派 (^言^)」←


滝「ごめん冗談…; ; 」←

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