Vox sonitus【イナアレ・野坂悠馬】 (ページ29)

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27☆炎の激辛ハバネロペッパー味ページ29

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_____王帝月ノ宮

野「随分楽しそうだね」

貴《野坂くんもなんだか楽しそう》

野「わかる？アイスクリーム屋を見つけてね。そこで面白そうな味のアイスを見つけたんだ」

貴「？」

野「炎の激辛ハバネロペッパー味」

貴《ハバネロ？》

野「うん。そうだ、おみやげに買ってきたんだけど。3つ買ってきたんだ」

アイスクリームが入った箱を野坂は開けてみせた。

中にはバニラ、チョコミント、そして炎の激辛ハバネロペッパー味だ。

野「何味が好きかわからなくて…勝手に選ばせてもらったよ」

貴《どれも好き。特にチョコミント。

これが炎の激辛ハバネロペッパー味？》

野「うん」

カップに入ったハバネロペッパー味のアイスを野坂はスプーンと共にAにはい、と渡した。

その様子を一人の男、西蔭が柱に隠れて見守っていた。

西蔭「(野坂さん…いくらなんでもあの味のアイスは…さすがに篠谷も嫌がるんじゃ_____)」

と、密かに心配していた。

止めた方がいいか迷っていたら、Aはハバネロペッパー味をパクッと食べていた。

貴「……」

野「……」

西蔭「(やはり無理がある…)」

と、思ったら

貴《美味しいね》

野「美味しかった？よかった」

西蔭「(なん、だと…！？)」

まさか平気なのか！？それとも味覚音痴！？と西蔭は目を疑い。

その後、Aは炎の激辛ハバネロペッパー味を食べた後、バニラ味、最後にチョコミントを順番に食べていった。

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