Vox sonitus【イナアレ・野坂悠馬】 (ページ28)

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26☆御影専農と鬼道と再会ページ28

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今日は雷門と御影専農との試合だ。

今回の試合に野坂は見に行かなかったが、Aだけは試合を見に行った。

Aは今回の試合もハラハラさせたりして楽しみながら見た。

明日人の必殺技と海腹のりか、日和正勝の必殺技にAは驚きに満ちていた。

氷浦「あれ、あそこにいるの…篠谷さんだ」

つ「え！？あ、ほんとだ！！」

Aは二人が自分を見つけたことに気づいていないが、Aの表情はとても楽しそうだった。

杏「なんだか篠谷さん、王帝でも元気そうですね」

つ「あそこはサッカープレイヤーズゲートに繋がる通路ですね。あの席にいるということは…

Aちゃん、またサッカー部に入れたのかな！？」

つくしと杏奈はどこか安心した表情を見せた。

ようやく自分をみつけたことに気づいたAは氷浦に向かって手話をし始めた。

氷浦「ぁ…えっと(今なんて伝えたんだ？)」

貴「(^ ^)」

また、とAは席を立って去っていった。

氷浦「……帰ったら今の手話、調べよう…」

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スタジアムの通路をAは歩いていると、鬼道と鉢合わせになった。

鬼道「こうして直接会って話すのはしばらくぶりだな、篠谷」

貴《はい。お久しぶりですね》

鬼道「この通路にいるということは、サッカー部に入部したみたいだな。やっていけそうか？」

貴《はい。こちらのキャプテンが色々サポートしてくれていて、とても助かっています。

まだ入ったばかりですが、なんとかやっていけそうです》

鬼道「そうか…何かあればすぐ言うんだ》

貴《はい！》

鬼道「では、俺は少し稲森に会ってくる。気をつけて帰るんだ」

また、と鬼道は手話をしてAの横を通って行った。

久しぶりに鬼道と話せたのが嬉しく、Aは小走りしてスタジアムを後にした。

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