20☆連携 ページ22
・
あれから後半が始まった。
だが灰崎くんは限界を超えたのだろうか、ゴールから離れ上がってきた。
だが木戸川の連携ディフェンスに阻まれボールを取られてしまった。
灰崎くんがゴールから離れたことでがら空きだ。
そのあとはDFが豪炎寺のファイヤートルネードをとめ、水神矢が灰崎くんに何か言っている。
すると灰崎がゴールからみんなを支持した。
そして残り10分、ついに灰崎くんがFWに戻るようだ。
野「キーパーの位置からは、味方と敵の動きが手に取るようにわかる」
西蔭「守りの立場から敵の連携攻撃パターンを見れば、前線において有効な攻撃ルートがどこにあるのかも自ずとと見えてきますからね」
野「ゴールという目標の下で、11人が1つの生き物のように繋がりあう、それが『連携』だ」
鬼道 有人はあの光景を見せるために灰崎くんをキーパーにした。
シュートの打ち合いを豪炎寺 修也とやったとしても、チーム連携で攻めてくる木戸川清修には勝てない。
Aちゃんはそれをわかっていた。
灰崎くんがFWに戻ってきて流れが変わった。
彼が連携をし、折緒が一点を決めた。
野「始まったね」
ここからもっと面白くなりそうだ。
今までの灰崎くんは違うだろう。
鬼道は灰崎くんに新たな道を示した。『ピッチの絶対主導者』、その名のとおりだ。
３−１
あと3点取らなきゃ星章は勝利できない。
それでも灰崎くんは攻める。
取られたら取り返す。
２−３
これで再び一点差。
野「灰崎くんが連携を意識することで、チーム全体の力が引き出されている。
上手くいってるじゃない、彼らの思惑通り」
木戸川清修の監督も、ようやく星章学園の戦略に気づき、焦った。
ようやくチームがまとまってきている。
そして星章学園は同点に追いついた。
星章学園がデスゾーンを決め勝利を収めた。
西蔭「チームプレイを考えるようになる灰崎は、やっかいな相手となりますね」
野「ああ。だけど、灰崎くんの持ち味は仲間と連携するプレイじゃない……。灰崎くんを本当に怖いプレイヤーに変える要因は別のところにある……！
そんな気がするんだ」
西蔭「それは？」
野「はは、いいよ。僕の勝手な妄想さ」
と、僕はそう言って腰を上げた。
野「……って、Aちゃんがいつの間にかいなくなっているね」
西蔭「なっ…」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒なっち | 作成日時：2019年4月2日 23時
