18☆わざとらしい行動 ページ20
・
_____星章学園スタジアム
星章学園スタジアムには続々と人が押し寄せていた。
これから木戸川清修との試合が始まるからだ。
野坂の隣で歩くAはまだ元気がない。
結局ライセンスカードは見つからず次の日を迎えた。
「「「キャーッ///」」」
貴「Σ …(ビクッ」
女性たちの黄色い声が聞こえてきた。
主に女性たちが見ていたのは野坂だった。
一方、試合を見に来た雷門イレブンとマネージャー
つ「王帝月ノ宮の野坂くんです！いつ見てもかっこいいですねー。視察で来てるのかな」
杏「野坂くん…」
つ「ほら、この間プレイヤーズカードで人気だって教えたでしょ？」
杏「ああ……。それで、彼はすごいの？」
つ「戦術の皇帝っていう異名を持ってて、プレイもすごいし、顔も整っているの。さらには勉強もパーフェクトらしくて、三拍子そろったプレイヤーなのよ」
杏「ふぅーん……」
杏奈は野坂の横顔を見つめていた。
つ「あれれ〜、少しは興味湧いてきたのかな？」
杏「ぜーんぜん！」
稲森「王帝…あ、あそこにいるのって……」
明日人は選手たちと歩くAの姿を見つけた。
稲森「篠谷さんだ！おーい！！」
氷浦「お、おい明日人…」
貴「…！」
明日人の声がわずかに聞こえたのか、顔を上げて見渡す。だが黄色い声が邪魔をしていて聞き取りづらい。
姿だけでも探そうと見渡すが、突然グイッと野坂がAの肩を自分の方へ引き寄せる。
貴「？？」
野「Aちゃん、ちゃんと前を見ないとぶつかるよ」
そのまま野坂はAの肩を抱きながら歩き進んだ。
明日人の声は野坂は聞こえていた。
わざとらしかった野坂の行動に誰も気づかなかった。
稲森「あ…行っちゃった。返そうと思ったんだけどなぁ」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒なっち | 作成日時：2019年4月2日 23時
