__鶴姫__【ツルネ】 (ページ48)

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46射＊理由がわかった時ページ48

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翌朝

滝「境内の掃除、朝食の準備と後片付け、本殿の拭き掃除…

全て完了したことを認め、弓道の練習を許可する｣

「「はい！」」

貴「(よかったね)」

合宿最終日の朝。

ケボTを着ていた男子はやっと弓道着を着て弓道場へ足を踏み入れた。

昨日までバラバラだった男子の仲が、川落ちという効果で変わったようだ。

森岡「ほぉー、やっとるのぅ」

遼「トミー先生！」

森岡先生がいらっしゃった。

静「腰はもう大丈夫なんですか？｣

森岡「あぁ。早く男子の立ち順を伝えねばと思って
爆走してきてしまった｣

七「爆走って」

静「立ち順…県大会予選のですか？｣

森岡「うむ。わしの一存じゃから異論があるなら
言ってくれて構わんぞー｣

森岡先生は二つ折りにした紙を広げて見て告げる。

森岡「まず大前小野木海斗くん。

二的が山之内遼平くん。

中が竹早静弥くん。

四的如月七緒くん。

そして落ちは鳴宮湊くんじゃ」

滝「いいですね、俺もそうすると思います｣

海「え？マサさんもこれでいいんだ…｣

兄さんは首を横に振って‘‘これがいいんだよ”と言う。

湊｢でも、なんで俺が落ちなんですか？｣

七「それに、かっちゃんが大前ってことは‘‘中てていけ”ってことですか？」

兄さんと森岡先生は顔を見合わせる。

森岡「トップシークレットじゃ」

滝「理由がわかった時、お前たちはもっと上手くなるはずだ」

二人の言うことには必ず意味がある。

さっきも言っていたけど、きっと兄さんも森岡先生と同じ、男子の立ち順を同じにしていただろう。

この立ち順にした理由を、湊たちは見つけられるだろうか。

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