__鶴姫__【ツルネ】

39射＊矢渡し ページ41

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とりあえず海斗を落ち着かせた。







？「滝川 雅貴とAの兄の滝川 蓮です。

いつも弟と妹がお世話になってます」






湊「…兄？」

貴「うん」



滝「はあ…まあそういうことだ」






兄さんは額に手を当ててため息を吐く。



そうしているうちに弓道部員全員が揃った。




兄さんと湊と海斗は矢渡しの準備中。


私たちは道場で正座して待ってる。





乃愛や七緒や遼平が蓮兄と兄さんが似てないとか言ってる。

まあ他の人から見たら似てないよね。






なんて思ってたら矢渡しが始まった。







森岡「それではただいまより、風舞高校弓道部 特別合宿開催にあたり、期間中の安全と無事を祈念して、矢渡しを行います」









矢渡しとは、射会や試合の前に行われる儀式としての射のこと。

弓の神様に挨拶をして、射手の無事を祈るものだ。






もし弓の神様がいるなら、今は兄さんの射を見ているに違いない。





いつか湊にも微笑んでくれるだろうか。





なんて思っている私がいた。








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あれ、短い

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