Mon mignon lapin★【ペルソナ5】

#9★明日も… ページ11

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貴女side




「ねー灰皿持ってきてー」


貴「は、はい…」





食器を洗っていると、灰皿を持って来いと古前田先輩の友だちが私に言う。


洗っている途中だが中断して灰皿を持って先輩たちがいる席へ急ぐ。

タバコの臭いがきつい…

先輩たちはタバコを吸っていた。






貴「ぁ、お待たせしました」





「声小さいんだよ。



あと




おっせーんだよ」







‘‘ プスッ ”




貴「！！？？」






左腕に…嫌な感触が…



痛い！！！熱い！！！






貴「ぁ''……ぁ」








叫びたい。


叫びたいぐらい熱い。
叫びたいぐらい痛い。




でも叫んではダメ。







「あ、ごめーん♪手が滑った♡」





わざとに決まっている。





やめろと言いたい。


出て行けと言いたい。



二度と来るなと言いたい。


なぜ平気でこんな事をすると言いたい。




私からこれ以上…奪わないで。








でも言えない。




私は臆病だから。



弱虫だから…






古前田「んじゃ、そろそろ帰ろっか」


「えーもうー？」

「しょうがないじゃん。ほら行くよ」






古前田「_____ねえ風原。



あんた店長にチクってないよね？」





貴「チクって…いません…」





古前田「ならいいや。


アンタあたしに逆らったらどうなるかわかるよね？


アンタは奴 隷なんだから。



んじゃまた」






先輩たちはルブランを出て行った。





やっと…帰ってくれた。






貴「……さっきタバコに当てられたところ、隠さなきゃ…」



痕がついてるけど、すぐに消えるよね？







何事もなかったように、仕事していないと…

佐倉さんに心配されるかもしれない…



迷惑かけたくないから、今日もまた…何事もなかったように過ごす。









【アンタは奴 隷なんだから】






私は…奴 隷…


眼には見えない鎖につながれているんだ。




重たい足を動かして仕事を再開する。

なんだか足も重いな…足枷でもつけられているのかな？





貴「…ああ、明日学校か…」





明日も地獄








かな？







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