55曲♪彦根城 ページ8
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貴女side
次の日、夕方から雷舞が始まる。
宿を出るとき、桂さんが布に包まれている本を持ちだした。なんの為なのかわからない。
そして今、入り口前で桂さんを待っている。
龍「ほぅ〜、城をバックに雷舞とは贅沢じゃのう。
んで、センセーはどこじゃ?」
高「この辺りで待ってろって言われたんだが…」
貴「どこに行ったんでしょうか」
昨日、結局沖田さんに会いましたって言わなかった。
なんだか言えない…
少しして待ってたら、桂さんが戻ってきた。
桂「チケットを手に入れて来ました!」
龍「おぉ!」
高「どうやって手に入れたんだ?」
貴「!…まさか本を…」
桂「はい。近くの道具屋に本を売ったんです」
あの本を…
高「桂さん…」
桂さんから全員分のチケットを貰って、列に並んだ。
が、手荷物検査が設置していて、桂さんがくぐろうとしたら機械が桂さんに反応した。
‘‘ ピンポーンピンポーン ”←検査の音
龍「なんじゃ?」
「刀か?手荷物を改める!」
高「ざけんな、何も持ってねぇぞ!」
貴「桂さん、いったん戻りませんか?」
桂「そうですね。
戻りましょう、失礼」
桂さんは龍馬さんと高杉さんの着物を引っ張り、先程いた場所まで戻った」
龍「まさか手荷物改めしとるとはのぅ…」
高「奴ら相当警戒してるな。刀なんて誰も持ってねぇのに」
貴「金属のものは持ってないと思うんですけど…」
桂「おそらくこの発明品に反応したんでしょう。
『蓄音アナライザー(仮)』。これで奴らの音を録音して調査するんです」
高「ほぉ〜、そんな事が出来るのか!」
感心していると、見覚えのある人物いた。
貴「龍馬さん…あの人…」
龍「んお?」
グッズ販売のテントに弥太郎さんがいました。
弥「におうにおう、未来に爆発的ヒットの予感ぜよ…!」
龍馬さんは弥太郎さんの服の首元を引っ張りしゃがんだ。
龍「弥太郎!なんでここにおるんじゃ?」
高「しかもそれは新選組のスタッフTシャツ!」
弥「グッズ販売の企画を頼まれたんじゃ。
あ〜んで、龍さん達は何故ここに?」
龍「旅の途中じゃ。そんなことより、なんとかしてわしらを中に入れるぜよ!」
そう言うと弥太郎さんは起き上がり、そろばんを出して計算し龍馬さん達に見せる。
弥「よぉ〜し!ずばりこれで手を打つぜよ」
高「ってやっぱり金かよ…」
貴「あはは…」
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ももか(プロフ) - 読みました!沖田さんと主人公ちゃんの絡み可愛いすぎます\(//∇//)\ (2015年12月30日 23時) (レス) id: 8d083ba14b (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - ももかさん» はいです!ウェェェェェェイ!!*\(^o^)/* (2015年12月29日 0時) (レス) id: 70b75d04b2 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - はい!一幕以来です笑 続き楽しみです☆彡 (2015年12月29日 0時) (レス) id: 8d083ba14b (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - ももかさん» お久しぶりです!一幕以来?一幕だよね!?一幕で合ってるよね!?二度目のコメントありがとうございますぅぅぅぅ!!♪( ´θ`)ノ(コメント書き直した笑笑) (2015年12月29日 0時) (レス) id: 70b75d04b2 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - お久しぶりです!とてもおもしろいです!更新楽しみにしてます( ^ω^ ) (2015年12月28日 23時) (レス) id: 8d083ba14b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2015年10月14日 22時