愛の歌を…二幕【幕末Rock】

52曲♪生きて ページ5

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沖田side




苦しい……



斬るという衝動か何かに襲われる…





ダメだ……土方さんに言われただろ…






斬っちゃダメだ…斬っちゃダメだ…
斬っちゃダメ斬っちゃダメ斬っちゃダメ…




同じ言葉を繰り返して、衝動をおさえる…。









・







だいぶ治まって…


同時に温もりを感じた。








何かに抱きついてた。





見ると






沖「あ…」






貴「…っ」








抱きしめてた、僕が。








彼女に…







雪原Aに…







貴「っ…お、沖田さん？」



沖「ご、ごめん！」









何やってるんだ…僕。





沖「大丈夫…？」



貴「は、はい…いちおう…」





本人は言ってるけど、僕から見たら全然大丈夫ではないように見える。




具合が悪そうな顔だった。
汗も額からほんの少しだけ出ていた。



彼女は前髪をグシャリと握る。





そして






その瞬間、チラリと見えた。





見逃さなかった。






左側のおでこに









うっすらと見える






小さな切り傷の痕があった。







僕はその切り傷に、見覚えがある。









‘‘ ガシッ ”


‘‘ ドンッ ”




貴「！？」






彼女の右手を掴んで壁に押し付ける。

逃がさないように。









沖「確かめさせて…」



貴「えっ…ちょっ！何をッ」




掴んでいない片手で僕の手を退かそうとしているが、無理だった。





サラッと優しく、彼女の前髪を上げる。






そして、はっきりと傷が見えた。









・








覚えている。




この切り傷は…





あの時僕のせいで傷付けてしまった。








あの子は…死んでしまったんじゃないかと思った…





あの子が……









沖「A…」

貴「！？」









Aが








生きていてくれた。






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ドンッは壁ドンです(^O^)／


沖「ちょっとAを勝手に殺しているんだけど？」



いやだってそういう設定にしy…




‘‘グシャッ ”




ギャァァァァアァァアァァァァァァ！！←

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