69曲♪罠だとわかっていても ページ22
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貴女side
数時間たち…私は散歩に出た。
もう役人もいないみたいだし…少しだけ。
貴「結局また…ちゃんと最後まで雷舞出来なかったなぁ…」
橋の上で川を見ながら一人つぶやいていると…
?「なぁに暗い顔してるの?」
貴「えっ?…あ、
沖田さん!?」
沖「また会ったね」
貴「ど、どうも…」
沖「また雷舞したそうじゃない?」
貴「最後まで出来ませんでしたけどね…」
沖「そう…」
土方さんは今一緒じゃないのかな…
沖「ねえ…」
貴「はい?」
沖「彦根でのこと…あの時はごめん…」
貴「え?ああ……もういいんですよ。それは水に流しましょう」
沖「…うん」
貴「……」
あのっと言おうとしたら、向こうから物凄いスピードで走る弥太郎さんの姿が見えた。
貴「弥太郎さん?」
私に気づいたようで、足にブレーキをかけてやってきた。
弥「雪原ちゃんか!ちょうどいい所に!」
貴「そんなに急いでどうしたんですか…?」
弥「実はロックなニュースがあるんじゃ!!」
貴・沖「ロックなニュース?」
弥「おぉう!もじゃもじゃの先生がロックをするそうなんじゃ!」
貴「もじゃもじゃ…………あ、もしかして松陰さん!?」
弥「おぉう!それでチケットを旅の侍が譲ってくれたんじゃよ!だから龍さんたちにはやく売ってやろうと思ってのう。もちろん雪原ちゃんの分もあるからのう!」
貴「侍…が?……売るんですか!?」
弥「まあわしも商売じゃからのう。
あ、お代は三年までじゃが雪原ちゃんは四年までOKじゃあ!」
だってプラチナですもんね!?
貴「あ、ありがとうございます。雷舞はいつから?」
弥「明日じゃ!」
貴「わかりました。ありがとうございます」
弥「それじゃわしは龍さんたちに知らせに行ってくるぜよぉ!」
と言って弥太郎さんはまた猛スピードで走って行った。
もらったチケットを見てみる。
貴「沖田さん…」
沖「どうみても不自然じゃない?侍がチケットを譲ってくれるって」
貴「はい…こんな簡単に手に入るなんて…
もしかしたら、井伊が…」
沖「その可能性もあるね」
行かない方がいいかもしれない…けど…
沖「行くんでしょ?」
貴「はい。龍馬さんたちも、きっと罠だとわかっていても行くでしょう」
沖「………僕も行くよ。土方さんに話して」
貴「!!…じゃあ明日」
沖「わかった」
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ももか(プロフ) - 読みました!沖田さんと主人公ちゃんの絡み可愛いすぎます\(//∇//)\ (2015年12月30日 23時) (レス) id: 8d083ba14b (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - ももかさん» はいです!ウェェェェェェイ!!*\(^o^)/* (2015年12月29日 0時) (レス) id: 70b75d04b2 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - はい!一幕以来です笑 続き楽しみです☆彡 (2015年12月29日 0時) (レス) id: 8d083ba14b (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - ももかさん» お久しぶりです!一幕以来?一幕だよね!?一幕で合ってるよね!?二度目のコメントありがとうございますぅぅぅぅ!!♪( ´θ`)ノ(コメント書き直した笑笑) (2015年12月29日 0時) (レス) id: 70b75d04b2 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - お久しぶりです!とてもおもしろいです!更新楽しみにしてます( ^ω^ ) (2015年12月28日 23時) (レス) id: 8d083ba14b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2015年10月14日 22時