愛の歌を…二幕【幕末Rock】

60曲♪5000人の前に ページ13

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桂「幕府としてはなんとか私たちの尻尾を掴んで捕縛したいんでしょう」


高「彦根で俺たちのロックで泰平化を解いてから、あちこちでロッカーが立ち上がってるからな。
火元を始末しようってわけか…」



桂「今のところ、幕府の目をすり抜けて地下の雷舞ハウスを使ってますから大丈夫でしょう」



龍「なぁんでそんなにロックを目の敵にするんじゃろうなぁ」




貴「何も……起こらなければいいのですが…」

桂「そうですね…」









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桂「あぶないッ！！」

龍「うおッ！！」



突然矢が飛んできました。

矢には紙がついていた。





桂「幕府からです」

高「何っ！？」


お登「まあ！二条城で御全試合(ロイヤルコンサート)へのオファーよ！」


桂「二条城といえば、箱としても5000人超えますね」







龍「なんじゃとぉ！？やっと幕府もわしらを認めてくれたんじゃのう！」






お登「気がくさいわね」

貴「怪しすぎます」

桂「ええ」

高「罠だな」


龍「え？」


お登「だって見てよ他の皮ブレ。新選組をはじめ、幕府お抱えのアイドルばかりよ」


高「これが罠でなくてなんだ」

龍「じゃあ行かんつもりか？」

桂「それが無難でしょうね」



龍「何を言うとるんじゃ！大観衆の前でロックをやるまたとないチャンスじゃろが！」


高「話を聞いてたかお前はッ」



龍「センセーッ、無難の道なんぞ選んで何がロックじゃ！ロックをやれるなら罠とわかってても行く！それこそがロックぜよ！」




言うと思いましたよ…




桂「どこへ行くんです？」

龍「お城じゃ！」

貴「コンサートは明後日です」

龍「ありゃぁ(ドサッ」




桂「ふっ、それまで練習をつんでおきましょう。
5000人の前に恥ずかしくないようにね」


龍「センセー…！」




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