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控えめに言ってめちゃくちゃ避けられてる。
それはそれはもう避けられてる。




「伊黒先生…」

「不死川、成績不振者課題の件で話が」





「あっ、いぐろせん…」

「煉獄、今日の職員会議のことだが…」






「ねぇ、いぐ」

「おい冨岡」





なんでだよ。
冨岡に自分から話しかけたことねーだろ。





「なんだ」

「なんでもない。目をキラキラさせるな。お前に用はない」

「そうか……」




義勇が被害被ってるの可哀想。理不尽。

「俺は嫌われてない……」とか1人でぶつぶつ言ってるの可愛いよ。

あとでご飯行こうねよしよし。



「おいおい、派手におもしれーことになってんなぁ」

「宇髄せんせぇ〜!!」



私のデスクの横にどかっと座ったのは職員室に遊びに(?)きた宇髄天元、美術教師だった。

自分の座席が無くなった義勇が、「そんなんだから嫌われるんですよ?」って生徒に茶化された時と同じ顔でむすっとしてる。



「お前、伊黒に派手に嫌われてんだなぁ」

「私は嫌われてない!!」

「どっかの誰かさんみたいになってんぞ」



誰だよどっかの誰かさん。



「つってもよぉ、人の恋路は見てて飽きねぇよなぁ」

「恋路…?なんのことですか?」




私が聞くと、宇髄先生は一瞬ぽかんとしてからがはがはと笑いだした。




「お前、前から思ってたけどほんっと面白いやつだな、自覚ねーのかよ!伊黒が苦労すんのも頷けるわ」

「なっ、ほんとになんの事!?」



ごつい肩を揺さぶってもびくともしなかった。

宇髄先生は唐突に私の耳元に口元を近づけて言った。




「本当に気づいてねぇのか?自分が伊黒のこと好きだって」








「はぁぁぁあああ!?!?!?」





私が????小芭内を???す?え?なんて??

善逸はともかく、恋愛マスターの宇髄天元に言われるのは非常にまずい。




「いっでぇ!!」



べしっと日誌かなにかで頭を叩かれて後ろを振り返ると、ものすごい形相で私を睨んでいる小芭内がいた。

宇髄はニヤニヤすんな。




「職員室では静かにしろ」




「……す、すみません」





なんで今日最初の会話がこんなんになんのよ!!!


私はまた爆笑を再開した宇髄先生をキッと睨みつけた。




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和加 - 声出して笑ってしまうんですが。面白すぎです笑 (2021年2月3日 6時) (レス) id: 263e001d98 (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - 完結お疲れ様です。面白かったです!! (2020年12月25日 15時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
モブちゃん - キャァァァァァァ!キュンキュンするわ!伊黒さん、お幸せに! (2020年12月25日 7時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
みゆきだいふく(プロフ) - 深紅さん» すみません爆笑しましたwwwwwww (2020年12月23日 21時) (レス) id: a48323ed49 (このIDを非表示/違反報告)
深紅(プロフ) - 私の中でLove so sweetが流れた (2020年12月23日 20時) (レス) id: 1de38023e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゆきだいふく | 作成日時:2020年12月2日 1時

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