《BLEACH》死神の少女は刀剣女士に生まれ変わった。《刀剣乱舞》

26話 ページ28

『讓渡の儀』自体はとても簡単だ。


こんのすけが用意した紙に讓渡する審神者と讓渡される審神者の2人が自身の証である霊力を流す。


ただそれだけ。


だが見習いはとても緊張している様だ。


それもそうか。


だって私達はたった2人で50振り以上いる刀剣男士を無力化してしまったのだから。


こん「…これにて『讓渡の儀』は終了しました」


こんのすけは紙をしまいそう宣言する。


夢「じゃーそろそろ帰りますか！」


碧「そうだね」


2人で顔を見合って笑う。


審「ち、ちょっと待ちなさいよ！！私の刀剣男士達を解放しなさい！！」


見習い…いや、新しくこの本丸の主となった審神者がそう喚く。


うーん…


できれば帰るまで解きたくないんだけどなぁ…


いつ危害を加えるか分からないし…


悩んでいると私のすぐ後ろで知っている霊圧を感じた。


思わず振り向く。


開け放たれていた扉から見えたのはよく知っている人物。


恋「久しぶりじゃねぇか碧！A！副隊長様直々に迎えに来てやったぜ！」


白「…息災であったか」


そこには懐かしい同期とその上司である隊長がいた。


夢「朽木隊長！！恋次！！」


碧「お久しぶりです。朽木隊長。阿散井副隊長」


私達は朽木隊長達に駆け寄る。


恋「水くせぇな碧ー！いつもみたいに呼んでくれていいんだぜ？」


碧「いや貴方一応私の上司でしょう？恋次君」


恋「そういやそうだったな…」


久しぶりにあった恋次と朽木隊長は相変わらず元気そうで碧も嬉しそうだ。


夢「お久しぶりです朽木隊長！…ルキアは、元気にしていますか？」


白「…あぁ」


短い返答だったがルキアが元気にしているという事にとても安心する。

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