23話 ページ25
碧「あれ…？ここは…」
こん「主様！お目覚めになられたのですね！」
やっと碧が起きた。
夢「大丈夫？もう痛いところはない？」
碧「うん。大丈夫だよA。…あの、貴女はAなんだよね？私と同じ死神の」
そういえばまだ碧にはちゃんと説明していなかった。
こん「私もお聞きしたいです！A様。貴女様は本来の刀剣女士とは違う存在だと見受けられます」
あれ？
こんのすけにも言ってなかったんだっけ？
…言ってなかったかもしれない。
夢「じゃあ説明しなきゃね」
私は自分がどうして刀剣女士になったのか。
今までの事を簡単に説明した。
碧「そう、だったんだ…」
夢「ごめんね。その…ずっと黙ってて」
碧「ううん。話してくれてありがとう！貴女が私の大好きなAだって知れてよかったから」
ちょっと私の親友いい子すぎない？
夢「ありがとう」
私がそういうと碧はやっと笑ってくれた。
良かった。
こん「それはそうと主様。これからどうなされるのですか？正直に申し上げますと大倶利伽羅様以外の刀剣男士が見習い側についている現状態では本丸の運営を続行する事が難しいと思われます」
こんのすけの言葉を聞いた碧の表情が陰る。
碧「…そうだね。もうここらが潮時だったのかもしれない。元々試験的な運営だったし今まで報告してきたデータで事足りるはずだから…それに彼らが見習いちゃんを主に望むなら私はそれを優先したい」
そういう彼女の表情が苦しそうで私は口を挟んでしまう。
夢「碧はそれでいいの…？」
碧「…よく、ないよ。全然よくない。だって嘘みたいじゃない。これでも私皆と5年間も一緒に過ごしてきたんだよ？刀である彼らにとっても、死神である私達にとっても5年なんてあっという間だ。でもその5年は私にとって大切だった。こんな形で消えてなくなるほどちっぽけじゃないと、思ってたんだ」
碧の姿を見て私は改めて見習い側へ寝返った刀剣男士達に怒りが湧く。
どうしてこんなにも彼らを想う主を裏切れるんだろう。
たとえ呪具があったとしても神の末席に身を置いているのだからその効果ごと弾き返すくらい出来なかったのか。
そう考えてから気づく。
この感情は刀剣女士としてではなく死神の日番谷Aとしての感情だ。
私は親友が傷つけられて悔しいんだ。
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緑宮瑠理(プロフ) - 死柄眼残夏さん» ありがとうございます！！このご時世なので体調に気をつけないとですよね！地道に頑張って更新していきます！ (2020年6月7日 20時) (
レス) id: 41f8351349 (このIDを非表示/違反報告)
死柄眼残夏(プロフ) - とっても面白いと思います！何度も読み返してしまいました！！文章の運び方などもとても読みやすかったです！応援してます！体調に気を付けながら頑張ってください！！ (2020年6月7日 19時) (レス) id: 43c43a1464 (このIDを非表示/違反報告)
緑宮瑠理(プロフ) - ライアさん» 主「ありがとうライアさん。でも私だって死神だから。守ってもらうだけじゃいられないよね！」(ありがとうございますー！低速ながら地道に更新していくので待っていてくださると嬉しいです！) (2020年3月9日 18時) (レス) id: 41f8351349 (このIDを非表示/違反報告)
ライア - 主さんは、僕がまもります!!みならいなんかに、まけませんよー!作者様!これからも、更新がんばってください!おうえんしてます!! (2020年3月8日 13時) (レス) id: a938136fc3 (このIDを非表示/違反報告)
緑宮瑠理(プロフ) - ゆきなさん» 主「ありがとうゆきなさん。そう言って貰えると私も頑張らないとって思えるよ。もうちょっとだけ見守っててくれると嬉しいな」(ありがとうございますー！頑張っていきます！) (2020年3月8日 1時) (レス) id: 41f8351349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑宮 瑠理 | 作成日時：2019年4月26日 3時
