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…ん？と耳をなぞるといつも私が付けないフープピアスがあった。
『あ！！！ごめん…
1日だけならバレないかなって思って借りたの..忘れてた』
あろうことか本人の前でずっとピアスをつけていた。
『ごめん、返すね、』
取ろうとしても、慣れないフープなんて付けている上に鏡もなくて、上手く外れない。
見兼ねたふっかはスッと手を伸ばし耳横の髪をさらっと後ろにずらして簡単に外して自分の耳につける。
「このピアスデザイン良いのに軽いからさ、普段使いに良いでしょ？」
ちょっぴりドヤってるけど確かにその通りで、フープなのに重くなくて丁度良かった。
「コレ結構気に入ってたからさ、無くしたとき結構落ち込んでたんだよね〜見つけてくれたお礼があるんだけどさ、」
再び彼の手が伸びてきた。
次の瞬間ピアスホールに通ったひんやりとした感覚がしてスマホの画面を鏡のようにして耳を見るとそこにはふっかとお揃いのフープピアスがあった。
『え？あれ？こ、これって…』
「ふはっ、プレゼント。」
状況が読み込めていない表情の私を見てケラケラと笑って楽しそうだね…こっちはパニック状態なんですけど？！
「俺お揃いとかしないんだけどさ、このピアスしてるAがあまりにも可愛かったからさ。」
『あ、それ昔言ってたね、“お揃いは好きじゃない”って。
でもコレ私に同じのくれたらお揃いになっちゃうよ？』
「Aは特別だからな、いいんだよ。
俺がオソロしたいって初めて思った相手だわ〜」
『何それ。』
サラッと凄いことに言ってくるじゃん…
それ、普通の子に言ったら勘違いしちゃうやつだからね？
「これね〜バイト終わるの待ってる間に電話して、さっき速攻受け取って来た(笑)」
俺って行動早いんだよね〜！と有頂天気味の彼。
そして私はというとあまりの嬉しさに言葉が出ない。
お揃いのピアスってだけでも嬉しいのに、さっき買って来てくれたなんて。
しかもこれ、まぁまぁお値段のするブランドの..もらっちゃっていいのかな？
誕生日でもなんでもないんだけど…(笑)
『ふっか。』
「ん？」
『ありがとね、お揃いも、ふっかの気遣い？も。
すごく嬉しい！！』
よかった、と嬉しそうなふっかはニコニコして、私の背後にまわる。
「あとコレもね」
首元に視線を落とすと、ネックレスが付いていた。
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ルナ(プロフ) - まねきねこさん» コメント有難うございます(^^)凄く嬉しいです…是非最後までお付き合い頂ければ幸いです！！ (2021年8月30日 23時) (
レス) id: d5e9e91444 (このIDを非表示/違反報告)
まねきねこ(プロフ) - どうも、小説書いてるまねきねこと申します！もうね、どストライクでして、、、更新待ってます、！！無理なさらない程度に、頑張ってください！！ (2021年8月29日 23時) (レス) id: 35836646c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ
| 作成日時：2021年8月29日 22時
