顔のみ ページ4
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「まーた言い合ってる。ほんと仲が良いんだから」
笑いながらジョンデがとんでもない冗談を投げつける。
「はぁー？どこが！」
「二人でいっつも同じBランチ食べてさ」
「俺はこれが一番好きなんだ。真似すんなよA」
「はぁ？はぁーー？真似してないし！自惚れないでくれる？ミンソクこそ真似しないで」
私だってＢランチのバランスが一番好きなんだ！
「でもほら、Aは俺の顔がタイプって…」
「っ、それっ！いつまで言ってんの！」
「あはは、またその話ー？」
ウンビが笑う。
「まーでも。確かに言ったしね。『最高にタイプな顔に出会えたー！』って」
わざわざ真似して見せるシアと、
ニヤリと悪い顔で私の肩に手を置くミンソク。
「何も返せないけどありがとう、A」
みんなで大笑いするから、周りの社員まで振り返る。
「もう…勘弁して…」
＿＿＿それは、初めての同期会での大失態。
人見知りだし、入社したてで寝不足続きで。
ぐてんぐてんに酔っ払ってしまった私の黒歴史。
まぁ、間違ってはない。
タイプはタイプだから。認める。
顔、が。
そう…顔、だけ！
余りにもみんなが笑うから、
一旦箸を置き、水を流し込んだ。
「だって！昔好きだったアニメのキャラクターに似てるんだもん！」
「アニメー！！」
ぶふーっ！と吹き出すジョンデを筆頭に、
みんながもっと笑い出す。
「そう…でも性格が全然違う。こんなんじゃない」
「ふっざけんな。肉団子没収ー」
「っ〜！」
甘辛でお気に入りの肉団子が、隣から伸びてきた箸に一突きにされ、奪われた。
最後に食べようと思ってたのに！
ああ腹立つ！
でも、もうこれ以上言い争うのも嫌で。
小さく息を吐いて苛立つ感情を必死に抑えつけた。
「全然こんなんじゃない。こんな意地悪じゃない」
「まあまあ落ち着いて。Aには優しい旦那様いるんだしさ」
「イケメン旦那。あー羨ましい。私たちも頑張らないと！シア氏、次のコーディネータ誰？」
「秘書室のヒジンだよ。よしっ、期待しよう」
ウンビとシアは、私の彼、ヨンスのことを“旦那”と呼ぶ。
最近、言われる度に少しだけ感じる圧迫感。
「ほら諸君。いつもの掛け声いくぞ。一期〜？」
ジョンデに振られて、
「いちえ〜〜！！」
と気合を入れる2人が可笑しくて。
私は、その小さな圧力を取り払うように笑った。
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エリ(プロフ) - こんばんは。このお話が大好きで何回も読ませて頂いてます。しうちゃんのお部屋、公開されて真っ先に思ったのがマリアージュの部屋だ！と。しゅしゅさんまた続編書いていただけませんか？笑 ほんとに好きなんです。待ってます！ (2019年5月4日 0時) (
レス) id: 0581c9356e (このIDを非表示/違反報告)
むあ??(プロフ) - 久しぶりですこんなに泣いたり笑ったりしながらお話読んだの。本当に感動しました。キュンキュンしたし何より幸せでした。素敵な時間ありがとうございます！！ (2018年11月5日 20時) (レス) id: bff18baa55 (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - ひつじさん» 寝るためだけの家なのでリビングは寛げないですが、ミンソクのベッド、最高級です…おふっ(お願い寝かせて)ぐったりですよね、二人共…。明日からどうなるやら…。引き続き読んでいただけますように…(^^) (2016年9月8日 10時) (レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - yumiさん» yumiさん初めまして(^^)作品読んで下さりありがとうございます。…ひぃっ…！！ハワイアンシウミンに会ったんですか…？！しゅ、しゅげえ(拝)そうなんです、しうちゃんただ歩いてるだけなのに宇宙一かっこいいんですよね(？)引き続き、楽しんでいただけますように…！ (2016年9月8日 10時) (レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ(プロフ) - 寛げないリビング…予定外の流れ弾…（笑）わかり易過ぎる位の 表現ですね。二人とも ぐったり疲れた心と体を 休めて欲しいですね。ミンソクのベッド 寝心地いいだろうなぁ…♪ (2016年9月7日 10時) (レス) id: 6fa124c712 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅしゅ
| 作成日時：2016年8月30日 22時
