友達止まりは ページ6
「それでいつも早い電車なんだね…」
もっと心配そうな顔…
「ねぇミンソクくん、
次の電車で行ってね、遅刻しちゃう」
MS「Aは？」
「私は、ちょっとまだ自信ないから、
もう少しだけ遅らせようかな…」
MS「じゃあ俺もそう…」
「あ゛ーーーーーー！」
思い出した、
MS「…びっくりした。なに？」
「1限チャイ語のクラス分けテストだった…
あぁーーーやばい、遅刻できない、あーでもっ」
乗りたくないよう、、
でもせっかく勉強したのに
そうこうしてるうちに
電車がホームに入ってくる
MS「ほら、立てそう？」
私の手を握って立ち上がるミンソクくん
「…えっ？」
MS「遅刻できないんだろ？
俺が一緒に乗るから、大丈夫だよ。
無理そうならまた降りよう」
私が立ち上がっても平気なのを確認すると
鞄を2つ持って手を引いて電車に向かう。
相変わらずぎゅうぎゅうの電車に
最後に乗り込んで…
私はドアとミンソクくんに挟まれるような
状態で立っている
MS「また気持ち悪くなったらすぐ教えて？」
すぐ耳元で聞こえる優しい声
ミンソクくんは、
私に少しでも隙間を作ろうと必死で…
ドアに手をついて、
押し潰されないようにしてくれている。
MS「着くまでこっちのドア開かないし、
よかった。どう？A、大丈夫そう？」
すぐ近くから覗き込んでくるから
びっくりして
「ち、近いよ、ミンソクくんっ」
MS「……」
黙るミンソクくんの方をチラッと見ると
不機嫌そう
MS「…ごめん近くて」
「いや、嫌とかじゃなくてっ」
緊張するんだよおおお
MS「……ベクじゃなくて」
…え？
もう一度ミンソクくんを見ると
不機嫌そうな顔のまま外を眺めてる
「…なんでベク？」
MS「……」
「ミンソクくん…怒ってる？」
MS「ごめん…そんな資格ない…ごめん」
なんで謝るの？
「ねぇ、なんで…」
MS「ぅおっ」
大きな駅から更に人が乗ってきて、
ミンソクくんとの隙間は…わずか数ミリ
いや…ゼロ。
MS「…ごめん」
ねぇ、なんで謝ってばかりなの…
謝られるたびに胸がきゅーってイタイのに
でも密着しすぎて、何も言えず
首だけ振った
必死に隙間を作ろうとしてくれるけど、
私は隙間なんて要らないのに…
目をつぶる…
密着してるミンソクくんの温もり
ふんわりとかすかに香る
爽やかで男らしいパフューム
そして、心臓の鼓動…
全身でミンソクくんを感じたら、
想いがぐんぐん込み上げる
やっぱり友達止まりなんて嫌だよ
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しゅしゅ(プロフ) - りんごさん» りんごさーん(;_;)もう2作品も読んで下さったのですか…(;_;)嬉しいやら恥ずかしいやらです。今新作を少しずつ書いてます。なるべく早く公開出来るよう頑張りますので、その時はお付き合い下さいね(;_;)妄想は自由です歳なんて関係ないです！笑 (2016年8月6日 22時) (
レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 花咲スカーレットから、しゅしゅさんさんのお話しに飛んできました^^*「愛らしくあれ」「どこまでも青空は」を続けて読ませてもらいましたー♪昔懐かし思いも思い出してBBA年甲斐もなくキュンキュンしております(//∇//)これからも素敵なお話したくさん読ませて下さいね (2016年8月6日 11時) (レス) id: 3e6edb3865 (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - のりさん» のりさん(^^)わー！嬉しいです(;_;)きゅんきゅん出来てますか？新作も読んで下さりありがとうございます。ラストが迫っていて寂しくもあります(;_;)のりさんは誰ペンなのでしょうね…笑。いつでもしうぺんにどうぞ！！笑 (2016年7月26日 16時) (レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - しゅしゅさんの作品大好きです！もちろん新作も読んでます。どの作品もきゅんきゅんできて、本当に読むのが楽しみでたまりません。しゅしゅさんの作品のおかげで、しうぺんになりつつあるこの頃ですw (2016年7月26日 14時) (レス) id: a99c02018a (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - めぐさん» めぐちゃまーーー！こちらにもありがとうございます(;_;)(;_;) ひたすら妄想して寝て、夢でしうちゃんに愛されましょう！共に頑張ってキャンパスラブライフ送りましょう？← (2016年3月27日 21時) (レス) id: 624541fcfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅしゅ
| 作成日時：2016年1月18日 13時
