達人に従え ページ45
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言われるがままタッパーを開け、ラップで包まれたサンドイッチを一切れ取り出す。
BH「見ての通り、怪我してるからAが開けなされ」
「確か…足っすよね？怪我したの」
そう言いながらも、瞬き１つせず小悪魔な意地悪い笑みで見てくるべくちゃんには逆らえず。
ラップを開けて「ほら」と差し出す。
パクッ、
…………へ？
べくちゃんが、一瞬ペクちゃんと重なった。
大好物のささみジャーキーをあげた時の、
私の手を噛まんとばかりに、食らいつくペクちゃん。
BH「A、おブスに顔ひきつってますよ」
「……自分で食べろや」
顔の筋肉がストレス感じたんだ、仕方ない。
なんで私が食べさせなきゃならないの。
そんな私にやっぱりお構いなしの様子のべくちゃんは、お口をモゴモゴさせながら試合中のみんなの方に視線を向けた。
BH「よしよし…じゃ、次な。最強の攻撃呪文を教えてやるから耳貸せ」
「…最強の攻撃呪文？」
なんかよく分からないけど、言われるがままべくちゃんが座る方の右耳を少しだけ近付ける。
BH「ノーノー。反対」
反対？左耳？なぜ。
頭をハテナで一杯にしてると、
BH「もー早くしろよ」
今度は綺麗な手が両肩を掴み、身を乗り出して左耳に近づいて来る。
視界ににやり、と口の端を上げるべくちゃんの顔がいっぱいになってギョッとした…
っ、…だから！なんで左！わ、わわ
左耳にかかった吐息に、思わずサンドイッチを握ったままの手を振り上げ…
BH「ぅいっってえええっ！！！」
「うるさっ！」
べくちゃんを突き飛ばそうとした一瞬前、
耳元で聞こえた叫び声。
BH「いって、！…いーってえぇぇ、！！」
相当痛いのか、芝生にのたうち回るその光景を唖然と眺める。
そして、べくちゃんがさする背中の後ろに転がるサッカーボール。
どうやら、ボールがクリーンヒットした模様。
そして、ボールを蹴った犯人は…
BH「〜〜〜っ、！ミンソクお前っ、手加減て言葉、知ってる？！」
いつの間に来たのか涙目のべくちゃんを、なんとも氷結な表情で見下ろすミンソク。
MS「何してんだよ」
わ、地べたを這うような低い声。
BH「えっと、ミンソク？別に、遊ん…」
MS「さっきから嫌がってんだろーがっ。バカベク」
ミンソクに怒られて流石にしゅん、となるべくちゃんに愛犬家として胸が痛む。
「ミンソク違うの。べくちゃんは教えてくれようと、」
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phobia(プロフ) - 信じられないほど最高でした… 嫉妬するミンソク、たまりません。。 (2021年8月1日 1時) (
レス) id: b8027fda80 (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - ひつじさん» ひつじさん〜！やっと書けました。実は元々考えてた設定で、ペクちゃん、本当はべくちゃんちの白い犬だったんです(笑)なので最後に登場させてみました！ワンピース増えてますよ〜(^^)ミン坊が喜びますからね。 (2016年9月2日 18時) (レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ(プロフ) - ミンソクちゃんを おさらいしてたらミン坊の更新が！確かに 分かりやすい嫉妬は しなさそうですよね。今回は ペクちゃんではなく、ベクちゃんのアシストでしたね（笑）ミン坊が ミンソク先生になるんですねぇ…。専属スタイリストによって ワンピースは増えたかしら？ (2016年9月1日 9時) (レス) id: 6fa124c712 (このIDを非表示/違反報告)
空飛んでみる(プロフ) - ほんとうですよ！！これからも楽しみで仕方ないです！ (2016年7月23日 4時) (レス) id: 6029367bf5 (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - 空飛んでみるさん» わー(;_;)めっちゃ面白かったありがとうございます(;_;)本当ですか？ものすごーく嬉しいです！！可愛いしうちゃんに愛されまくってください(真顔)そひて私もギョンス大好きですー！ (2016年7月22日 17時) (レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅしゅ
| 作成日時：2016年5月11日 22時
