良いこと ページ44
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BH「お腹空いた…」
媚びる様に垂れ目で見上げるその顔は、
ペクちゃんみたい…
「……良いこと教えてくれたらね」
途端、にかっと笑顔になるから、ついつい頭を撫でそうになる。
BH「あのさー、Aの憧れてた先輩…名前は忘れたけど、いつもコーヒー飲んでた先輩だよな？」
え、！
「…そう。なんで知ってんのっ」
学食に行くといつも無糖の缶コーヒー飲んでて。甘党な上、高1だった私には、すごーく大人でかっこよく見えたんだ。
BH「ミンソクが『ブラックコーヒー飲めるようになってやる』って、苦えマズい言いながら飲んでたもん」
「うそ…」
今は甘くないコーヒーしか飲まないミンソクが？
BH「本当。そんでもってもう1人の奴はー、マッチョな…柔道部だったっけ？」
「そう…です。なんで…」
BH「散々、筋トレ付き合わされたからな」
「うそ…」
……衝撃過ぎる話は、信じ難いのに。
余りにもリアリティーに溢れてる。
BH「大丈夫。ペット愛なんかじゃねーよ。いつもAの為に必死だったもん、ミンソク。俺らがよく知ってるよ」
「…そっか、」
BH「だから心配すんな」
べくちゃんの教えてくれたことは、本当に良いことだった。
微笑むべくちゃんに「ありがとう」と笑い返す。
BH「でも、肉まん君の時はさすがに落ち込んでたな。Aの理想の王子様が現れた、って」
「ふふ、ジュンミョンオッパか」
確かに私も理想の王子様だと思ってた。
BH「ま、でもさ。好きな人の恋を応援するくらい、それでも側に居たいくらい“覚悟のある大好き”ってことだろ？」
覚悟のある大好き…
「…べくちゃん、恋の達人ですか？」
真面目なことを言ってのけたかと思いきや、
またヘラヘラ笑いだす。
BH「相談してよかったろ？」
「うんうんうん」
これでもかと頷く私を満足気に見ていたべくちゃんは、
何かを思い付いた様子でポン、っと手を叩く。
BH「嫉妬するか実験してみるか」
口をにぃ〜と長方形にさせて言うべくちゃんは、
小悪魔みたい。
「実験？」
BH「だからーミンソクを嫉妬させちゃおうぜ！」
「どうやって…？」
そんなこと出来るのだろうかと、思いつつも達人ならもしかして、という好奇心が勝る。
BH「ひとまずアイテムを使う」
スラリと綺麗な指が再びタッパー差す。
「へ？…アイテムってサンドイッチ？」
BH「特上薬草サンドだ」
…薬草でもなんでもなくて、ただのレタスだけど。
あ、そうか。今食べるのね。
「へ、へい」
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phobia(プロフ) - 信じられないほど最高でした… 嫉妬するミンソク、たまりません。。 (2021年8月1日 1時) (
レス) id: b8027fda80 (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - ひつじさん» ひつじさん〜！やっと書けました。実は元々考えてた設定で、ペクちゃん、本当はべくちゃんちの白い犬だったんです(笑)なので最後に登場させてみました！ワンピース増えてますよ〜(^^)ミン坊が喜びますからね。 (2016年9月2日 18時) (レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ(プロフ) - ミンソクちゃんを おさらいしてたらミン坊の更新が！確かに 分かりやすい嫉妬は しなさそうですよね。今回は ペクちゃんではなく、ベクちゃんのアシストでしたね（笑）ミン坊が ミンソク先生になるんですねぇ…。専属スタイリストによって ワンピースは増えたかしら？ (2016年9月1日 9時) (レス) id: 6fa124c712 (このIDを非表示/違反報告)
空飛んでみる(プロフ) - ほんとうですよ！！これからも楽しみで仕方ないです！ (2016年7月23日 4時) (レス) id: 6029367bf5 (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - 空飛んでみるさん» わー(;_;)めっちゃ面白かったありがとうございます(;_;)本当ですか？ものすごーく嬉しいです！！可愛いしうちゃんに愛されまくってください(真顔)そひて私もギョンス大好きですー！ (2016年7月22日 17時) (レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅしゅ
| 作成日時：2016年5月11日 22時
