＊ ページ13
MS父「妻も料理がなかなか上手でね。
是非食べてもらいたい。
妻も喜ぶだろうし1人で寂しい時は…って、
Aちゃん？…ど、どうしたの？」
…っ…う゛うぅ…
MS「…なに泣かしてんの親父」
MS父「えっと…いや、」
「違うのっ、違うのみんそくさぁん」
戻ってきたミンソクさんが、立ったまま私の顔をお腹に抱き寄せる
「……嬉しく、て」
MS父「家族が恋しくなったら、いつでもうちに遊びにおいでって…」
MS「あー！そういうしんみりする話はしないでよって言ったのに。Aすぐ泣くから…」
ぅう゛ー…
「私…みんそくさんには釣り合わないって言われるのかと…」
MS「なんでだよ」
「こんな家庭環境だし…」
MS父「そんなこと。
Aちゃん、ミンソクの大切な人は、
私にとっても、すごく大切な人なんだよ？」
…う゛うぅぅー
MS「…また泣かす」
溢れ出る涙を両手で拭ってくれる。
お父様の前ですけど…ミンソクさん？
MS父「ははっ、泣き虫さんだね、Aちゃんは」
「…お父様、泣いてすみません…
優しいお言葉を…ありがとうございます……」
精一杯の気持ちを込めて言うと、
「ミンソクをよろしくね」って、優しい顔で微笑んでくれた。
隣のミンソクさんも同じ顔だ…
MS「Aちゃん、デザート食べる？」
「…はい」
MS父「そうしなさい。ほら、好きなものいくつでも頼みなさい」
「…はい」
ミンソクさんのお父様も…とっても甘い…
美味しいデザートまでご馳走になった後、
お父様とは、次回は家に伺う約束をしてお別れして。
家でソファーに並んで座りコーヒーを飲む…
……ふぅ
MS「ごめんね、疲れさせたね」
「ううんっ、緊張したけど、お会いできてすごく嬉しかったです…ほんとに素敵なお父様…」
やっぱりミンソクさんのお父様だよ。
MS「去年の夏かな、親父と飲んだ時さ。
俺が楽しそうにバイトに行くから、彼女できたと思ったらしく…聞かれたんだよ。
彼女じゃなくて片想いだよ、って言ったんだけどね…パレでAちゃん見て、絶対この子だなって思ったんだってさ」
あの時そんなことを…
「あ、でも。私のお母さんもね？
この前来た時『彼氏できたでしょ？』って聞いてきて…」
ミンソクさんの歯ブラシ置きっぱなしだったから…
「パレの人だよ、って言ったら『ソンホさんと行った時、テーブル担当してくれた彼？』って…」
MS「え、ほんと？ふ…親ってすげーのな」
うん、親ってさ…すごいよね…
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うなぎ(プロフ) - 心が温まるお話をありがとうございました。読むたび読むたび幸せな気持ちになって胸がいっぱいになりました！素敵なお話をありがとうございます！！！！！ (2019年9月9日 17時) (
レス) id: ece4d0af74 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - 以前に読ませて頂き、もう一度読みたくなり必死に探しました！主人公ちゃんの心の成長とそれに寄り添い支える甘々のミンソクさんとのお話本当大好きで、読めば読むほど心が温まり涙があふれ優しい気持ちになれます！本当大好きです！素敵なお話に感謝です！ (2019年4月9日 12時) (レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - アルムさん» (続き)→ もーーひどいもんです(笑)でも、1番楽しく書いた作品かもしれません(o^^o)なので、優しいコメント本当に嬉しいです！！こちらこそアルムさんとの出会いに感謝です。コメントありがとうございました。 (2017年3月9日 10時) (レス) id: fb6e3c700e (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - アルムさん» アルムさん。返信遅くなりすみません。久々にサイトに来たら嬉しいコメントに心温まりました~（ ; ; ）初めて書いたこの作品、見直すのも恥ずかしくてできないしゅしゅであります。何も考えずにただ思いのまま書き留めたので…→ (2017年3月9日 10時) (レス) id: fb6e3c700e (このIDを非表示/違反報告)
アルム - 気づいたら読み終わってた… 求めていたしうちゃんがそこにいて、口角が上がりっぱなしでした笑 しゅしゅさんの言葉、とっても素敵で、私の好みどストライクです(*´∀｀*) このお話、しゅしゅさんに出会えたことを嬉しく思います。素敵なお話をありがとうごさいました！ (2017年3月3日 20時) (レス) id: 2420934c42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅしゅ
| 作成日時：2015年11月30日 17時
