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そんな日々がしばらく続いた
「あー！！うまっ！！！」
ダン！って勢いよくジョッキをテーブルに置く
「あんた、おっさんみたい…」
奈央がカシスオレンジを飲んで、呆れて言う
ふーんだ、私はカシオレよりもキンキンに冷えた生ビールのために働いてるんですよ〜〜
はあ、それにしても最近ほんとに疲れる
主に原因は大倉忠義にあるのだけど
「A、大倉くんにだいぶ懐かれてるよね」
「ほんとに辞めてほしいんだけど」
「案外本気でAのこと好きなんじゃない？」
「はあ？なに言ってんの(笑)
ただ歳上をからかってるだけだよ。それに、嫌いって言われてプライドが許さないんじゃない？
そういうとこありそう」
きっと今まで女に不自由なんかしなくて、モテモテで生きてきたのに、自分のことを嫌いな女が現れてムキになってるだけ
それか、28にもなって独身彼氏なしの私を見て楽しんでるだけ
そんな遊びに、絶対付き合うもんか
「Aさん、なかなか言いますね〜」って、すでにほろ酔いな奈央が言う
カシオレ1杯でほろ酔いって…
きっと、こういうところなんだろうな
奈央は可愛い
女の子らしくて、オシャレで、優しくて、私にないものをたくさん持ってる
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作者名：machi | 作成日時：2017年10月9日 23時
