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………ん
朝日が眩しくて、朝が来たことを知った
身体が気怠い
何も身に纏っていない身体をシーツでくるんで、辺りを見回した
「………。」
パサッて微かな物音がして、ベッドの横で、私に背中を向けながらワイシャツを着る彼がいた
……綺麗な背中…。
思わず見惚れてしまう
昨日、私はあの身体に……。
そう思うと、ふたたび熱を帯びる
彼は私が起きたことに気づかず、ネクタイを締める
そして、テーブルに置いてあった指輪をはめた
ああ、『終わり』の合図だ
私たちの時間が終わってしまったんだ…
「……裕…？」
今起きました風に、彼の名前を呼ぶ
ゆっくり振り返って私の元へ来た
「おはよう、A。先行くから、ゆっくりおいでな」
「…うん」
優しく笑って、私の頭を撫でて彼は部屋から出て行った。
また今日も、1日が始まる
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作者名：machi | 作成日時：2017年10月9日 23時
