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41 side大倉 ページ41
……もう朝やぁ
まだ起きたない……
今日もサボってええかな……
「忠義ー！！！起きなさい！！」
んん…
Aちゃん……？
アカンわ、ついに幻聴まで聞こえるようになったんか
「大倉っ！起きなくすぐるでいっっ！！」
なんなん……
丸の幻聴まで、聞こえてきてんけど……
バサッ
急に、布団を剥ぎ取られてそのままベッドに落とされた
「忠義っ！あんたそのままだと熊になるよ！！」
「……Aちゃん…？」
目の前におるのは、幻聴でも幻覚でもなくて、本物のAちゃんやった
その隣には、丸もおった
俺の、俺の1番好きな光景やった
「…忠義、泣いてんの？笑」
ちょっとバカにしたように笑うAちゃん
「な、泣いてへんわ！！！」
ちょっとだけ泣きそうになったんは、内緒やで
あとから聞いた話やけど、Aちゃんは先輩と別れたらしい
やっぱり3人でおるのが1番楽しいと、言ってくれた
俺の日常が戻ってきた
3人でいるためには、俺のAちゃんに対する想いは隠さんといかん
この想いを伝えたら、またバラバラになってまうやん…
せやけど、Aちゃんに対する想いは、どんどん溢れてくんねん
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作者名：machi | 作成日時：2017年9月22日 11時
