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何故か分からないけど、
ずっと心にぽっかりと穴が空いてるみたいだった
それがどうしてか分からない
ずっと、何か大事なことを忘れているような気がした
でも、それが何かは分からない
『Aちゃーん！』
まただ
また、『あの夢』だ
私の名前を、愛おしそうに呼ぶ彼
笑ってるんだけど、でも、顔はハッキリとは分からない
ニコニコして、嬉しそうに、私に話しかける彼
『Aちゃん！信号変わってまう！』
ああ、ダメ…
行ったらダメ……
彼は私の手をとって走り出した
その時、突然車が猛スピードで曲がってきた。
わけが、分からなかった
『Aちゃん！！！』
キキキーーーーー！！！！……バンッッ！！！！
凄まじい音がして、
そのまま私は意識を失った
『Aちゃん…！Aちゃん……愛してる…』
ねえ、貴方は誰……？？
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作者名：machi | 作成日時：2017年9月22日 11時
