せ ん せ い 【 charisma 】

◎ 8 ページ8

_ you








『 もし 、 生徒が先生に告白したら 、』


『 先生は 、 どうするんですか 、 』








.







先生は驚いた顔もせず 、










「 先生と生徒は 、 先生と生徒でしょ 。」






「 先生は 、それには ______ 」









.









「 じゃあな 。 気を付けて帰れよ 。 」









ｶﾞﾗｯと開いたドアから出ていく先生 。















知ってたよ 。






先生と生徒がそんな関係になっちゃ

だめなことくらい 。









ずっと好きだった 。





ずっと目で追いかけてた 。













先生の笑顔がだいすきだった 。












でも 、もう気づかれてるよね 。




なんて今更なことをぽつりと呟く 。















出てくるのは 、 後悔の涙ばかり 、



















やっと頑張って先生に丸をつけてもらった





プリントも涙でインクがぐちゃぐちゃで 。





.









『 せんせ 、 だいすきでした 。 』








ひとりぽつりと呟いた声が響く


夕焼けに染まった教室の中で 。







わたしはシツレンをしてしまいました 。

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