せ ん せ い 【 charisma 】

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私には好きな人がいるんです 。









「 なあ、ここの解わかる ？ 」









あの、教卓に立ってるかっこいい、









「 お前、聞いてんの ？ 」







『 なんなの、じろー。

ちょっと黙ってて ! 』







「 わかんねえから教えてほしいだけだろ

Aなら解けんじゃねえの ？ 」










' 数学しか点数よくねえんだからさ、 '













は 、 そんなに言っちゃう ？






それに 、 なんで英語の授業中に

数学やってんの 。









『 じろー、帰りのラーメン

奢んないからね 。 』





「 は、それはだめ 。 」









「 お前ら、やかましすぎ 。 」







先生が私とじろーの頭を、



まるめた教科書で叩く 。









『 痛たぁっ ！ 』


「 ジョージ、痛てぇって ! 」





「 んだから、呼び捨てやめろよ 。



生徒に呼び捨てされる先生が、

どこにいんだよ 。 」











わあ、ジョージ先生が目の前にいる、






わたし、英語の先生が好きなんです 。













笑顔がきらきらしてて、



かっこよくて、








それに ______ 「 おい 、 」









「 じろーは英語の点数いいから

まだ許せるけど 、





Aは、英語の点数良くないだろ 。 」









『 え 、それ言っちゃいます ？ 』









だから 、 と先生が頭をかく 。






そのしぐさも好きだな、って。














「 Aは 、 居残りな 。 」







『 え 、 』

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