#201【昔話】 ページ10
カネキside
僕は｢アオギリの樹｣を潰せば平穏に暮らせると信じ込んでいた。敵がハッキリさえしていればそのために強くなれるとも。
でも、嘉納先生に芳村店長が｢アオギリ｣を生んだと言われ分からなくなり、何故四方さんがリゼさんを連れて行ったのかも想像つかない。
みんなを守るどころか傷つけてしまう。
だから僕はウタさんの所へ、わからない事を訊きに向かった。
芳村店長の事は少ししかわからないと言っていたけど、四方さんとの出会いを聴いた。
その後、芳村店長のお陰で四方さんは人が変わったように検がとれたと言っていた。
「みんないろんな事考えてるからさ
難しいよわかり合うって
それを言うとラクくんは何を求めているのだろうね」
「･･･え」
「
影乃さん･･･あの人は何が目的なのか未だにわからない。
「あの、影乃さんの事知っていますか？」
「うん、彼とは喧嘩友達だからね
最近ぼくが相手をしないのを知ってるのか会えないけどね
･･･そうだな、彼は蓮示くんとは違ったね
孤独な筈なのに彼はそれさえも楽しんでいた
暫くは放っておいたけど４区を好き勝手し過ぎたから探した
すると、彼はなかなか見つけられなかった
ラクくんは悪運が強いよ
興味が湧いてね、訊いたんだ“君は何者なの？”って」
ウタさんの表情は柔らかく、いつかのイトリさんを思い出した。
「するとラクくんは“ただこの世界を楽しむ“喰種”だ”って宣言したんだ
明らかに楽しそうじゃないのに、彼は自信満々に断言した
それから彼は飽きたのか４区を飛び出た、大量の“白鳩”を引き連れて
たまにのらりと現れてぼくと喧嘩してくらりと出ていくんだ」
手を顎に添え、考える素振りを見せる。
「そうだな、彼も蓮示くんのように“復讐”を狙っているね
“白鳩”に
｢それぐらいしかわからないや｣と言い、影乃さんの話は終わった。
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水無月(プロフ) - 乾さん» 今更になってしまいますがありがとうございます！一時期題名が落ち着かない時がありましたが最後まで読んでいただきありがとうございました！！ (2018年8月10日 23時) (
レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
乾 - 完結おめでとうございます！！この作品は、名前が何度か変わっていましたがそんな連載当時から好きでした。素敵な作品をありがとうございました (2018年7月2日 18時) (レス) id: de2fb18392 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 瑠伊さん» ありがとうございます！素敵と言ってもらえてとても嬉しいです！！ (2018年4月24日 19時) (レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 慶さん» ありがとうございます！面白いと感じてもらえてとても嬉しいです！！ (2018年4月24日 19時) (レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 宮野 ミヤさん» ありがとうございます！気に入ってもらえとても嬉しいです！！ (2018年4月24日 19時) (レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月 | 作成日時：2017年12月27日 18時
