#106【甲冑】 ページ7
NOsaid
1棟にはまだ数名の〔CCG〕が残っていた。
残っている者はどれも新米や階級が低い者ばかり。ベテランや期待の新人は皆、別の棟を制覇しに行ってしまったのだ。
1棟には“喰種”が居ないと気を緩めていたのがいけなかった。
突然響き渡る破壊音。経験が浅い者たちは武器を構える。
それは既に手遅れな事に気付かない。
違和感を感じ、数名は自身の腹部に目を落とす。
そこには赫子が刺さっていた。
「・・・えっ」
身体は引き寄せられ、ブオンと何かが当たり首は潰れる。運良く無事な者は突然“落ちてきた”何かを凝視する。
その姿は周りより何倍も大きく
周りは騒ぎ出す。無線機に向かって大声を出す者や、腰を抜かす者、勇士ある者は武器を構える。
見るからに“赫者”。
甲冑のような赫者は報告には無かった。
階級は低くても長く勤めている者は冷や汗を流す。名も知らない赫者はゆっくりと動き出した。
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水無月(プロフ) - 江月@審神者さん» コメントありがとうございます!これからも楽しんでください!! (2016年11月24日 23時) (レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 輝崩さん» 返信が遅れてしまいすみません。楽しんで下さりありがとうございます!ゆっくりですが更新頑張ります!! (2016年11月24日 23時) (レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
江月@審神者(プロフ) - 読んでいて、とても世界観に引きずり込まれました。とても面白かったです更新頑張ってください! (2016年11月24日 22時) (レス) id: 0664057f14 (このIDを非表示/違反報告)
輝崩 - 今朝、一気見しました。ストーリーが進むごとに面白くなって時間を忘れてしまいます。僕は主人公の戦い方が面白くていいと思いました。忙しいかもしれませんが、頑張ってください! (2016年11月23日 9時) (レス) id: bf154c7490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 | 作成日時:2016年11月13日 20時