#071【追求】 ページ22
ＮＯsaid
“
カネキは少し緊張気味だが、特にギクシャクとした雰囲気は無く過ごしていた。
喫茶店に行くという約束で訪れた。作家である高槻が来る喫茶店に来たが今日は居ないらしい。
ファッションの話をしていたが、自然と｢あんていく｣の常連客の話になった。
「あれは駄目だね･･･
“
何処か遠くを見つめるような眼をして小声で呟く。
「“彼”はファッションは素敵だが喰べ方が駄目だ」
聞かせる気があるのか分からない声量だったので敢えて追求せず月山の会話を聞く。その後も会話は楽しく続いていく。
カネキはイトリに頼まれた“レストラン”についてどう探り入れようか考えていた。
「そういえば･･･
･･･リゼさんとはどういう話をしたんですか？」
カネキが尋ね、月山はどんなことを話したか答えていたが、話していくうちに
「だ･･･大丈夫ですか･･･
月山さん･･･」
「ハッ」
月山が気づいた時には持っていたティーカップはボロボロになっていた。
「ところで、気になっていたんだが君から影乃くんの匂いがするのだが･･･」
スンスンと嗅ぎながら匂いの出処を探す。
これは素直に答えるべきか迷い、曖昧に答えることにした。
「この前偶然会って、少し話をしたぐらいです」
「そうか･･･」
少し考える素振りを見せるが特に追求せずこの話は終わった。
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水無月(プロフ) - 匿名αさん» 勿体ないお言葉ありがとうございます！別のアカウントからですが、また更新できるように頑張ります！！ (2016年9月28日 17時) (
レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
匿名α - この世界感いいですね、話に見られちゃいました。ランキング上位でなくともこの作品はそっと知られてほしい知る人ぞ知る名作だと思いました。これからも楽しみにしてます (2016年8月22日 10時) (レス) id: 56ecc6175d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月 x他1人 | 作成日時：2016年5月25日 18時
