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ユジン『A、今日一緒に帰らない？』
『あぁー、ごめん、今日は先約が.....。』
親友のユジンには申し訳ないが、
今日は、デートの約束があるんだ。
『ごめんよ、』
ユジン『なるほどぉー？お隣のクラスの彼ですか？』
『................。』
ユジン『スニョアーー！Aがデートだって言うから一緒に帰ろう！！』
『やー！声大きいよユジン、』
スニョン『へぇー。珍しいねぇ〜、ウォヌからのお誘い？』
『まぁ、ちょっと、ね』
ははははって高らかに笑いながら、
スニョンは私の肩を掴み、耳元で囁いた。
スニョン『今晩も、彼の部屋ですか？』
その言葉で一気に顔に熱が集まる。
『もぅ、っ！スニョア!!!』
スニョン『お幸せに。』
すぐさま逃げるようにユジンを連れると、じゃあなぁーと足速に去っていく。
全く、年頃の男子というものは、
ブツブツと文句を呟きながら、
リュックを背負うが、
ふっと、
素肌のウォヌを思い出した。
濡れた瞳に、バランスの取れた筋肉質の身体。
耳にかかる低めの吐息。
そして.......あの、圧迫感。
『スニョアのパボ、』
中々頭の中から離れない彼の残像に頭を悩ませながら、
私は英語研究室に向かう。
............。
頭で繰り返される映像に、喉がうずうずして気持ち悪い、
やっぱり、飲み物買ってからにしよう。
方向転換をすると、
自販機と向かい合う。
『炭酸、にしようかな、』
なんとなく、今の気分を晴らす為に爽やかな炭酸飲料を選んだ。
キャップをひねり、
一口だけ口に含む。
喉をうるおす炭酸は、シュワシュワと小さな刺激を与えながら喉を通る。
しかし、
あの日の出来事はより鮮明に頭の中に浮かびあがってくる。
あぁ、ダメだ、今日はもう忘れられそうにない。
この後の予定に胸が高まり、変な気分になった。
結局、買った炭酸飲料は一口飲んで終わりにした。
早く、用事を済ませて会いに行こう。
そう思い、改めて英語研究室に向かった。
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ozu__(プロフ) - 素敵なコメントをありがとうございます。 (2022年3月2日 13時) (
レス) id: bfe25aa6c9 (このIDを非表示/違反報告)
びぃだま - 更新してくださって感動です！！！なんだか文学的と言うか、伏線が散りばめられていて面白いなと思ってたので…これからもお時間のあるときに是非更新してください！ (2022年3月2日 1時) (レス) id: 4179bc5d94 (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - 好きな作品です！更新楽しみにしていますね！ (2020年10月14日 0時) (レス) id: 6918a06ad7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ozu__ | 作成日時：2020年4月23日 13時
