Fear (ページ6)

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ジョンハンside

大きく目を見開いた彼女がこちらを見ていた。

『Aちゃん。』

A『ジョシュアさん、ジョンハンさん、』

彼女もご飯を食べに来たんだろう。
肩からバックを下げている。

A『ジョシュアさんも、ジョンハンさんも、ここで食べてたんですね。』

誰もがときめくその笑顔を見せると、
隣のテーブルにちょこんと座った。

ジス『Aちゃん、一緒に食べる？一人でいても寂しいでしょ？』

一瞬戸惑ったような顔を見せたけど、
荷物を持つと、僕達の向かい側に座った。

シュアが女の子を、しかもあのAちゃんを誘うとこなんて、

A『じゃあ、お言葉に甘えて失礼します。』

今までよりもぐんと近くなった距離に緊張した。

真っ白できめ細かな肌に、

整った顔立ち、

僕よりひとまわり、

いや、ふたまわりぐらい華奢な身体。

ほのかに香る、甘く爽やかな香りが
僕の胸を掴んだ。

A『いただきます。』

礼儀正しく、綺麗におにぎりを頬張っている
その姿から目が離せなかった。

規則正しく、上下に動く唇は、艶やかで色っぽい。
少し伏せた目は、絵画のようで

今すぐにでも僕のものにしたい。

そんな欲望が掻き立てられた。