過去編 ページ36
チッ、と舌打ちを打ちながらフェイという男の攻撃を交わす
「ほーぉ、あのフェイのスピードについていけるとはな。」
「あの女の子中々やるね、ちょっと興味出てきたよ」
周りの野郎共は皆あぐらをかいて観戦体制に入っている。
めんどくさいなぁ、早く終わらせてヒソカの元に帰りたいよ。
なんて思っていたら、フェイの魔手が私の頬骨辺りを掠める
一瞬の痛みと熱さを感じ、少し距離を取る。
頬骨の部分が少し抉られている。
「…チッ、ざっけんなよ。」
腹が立つ。このチビ、腕の二、三本折らなきゃ気が済まない
ブワッと全身から殺気を出す。
クロロ含め、フェイやウボォー、シャルナーク、マチまでもが本能的に恐怖を感じた
彼らは流星街の中でも異質都市。
既に人は殺しているし相当の修羅場も潜っている。
そんな彼らが、目の前の自分らと変わらない年齢、いや。それ以下の少女に恐怖を感じた。
「覚悟しなよ、
精々腕折られない様に逃げ切りな？
ガッカリさせんじゃねぇぞ。」
地面を蹴って、一気にフェイとの間合いを詰める。
一瞬反応が遅れたフェイの脇腹に、蹴りをぶち込む。
勢いよく瓦礫の中に飛ばされたフェイをそのまま追い、鳩尾に拳を数回いれる。
反撃する暇も無いほど、Aの攻撃は早かった
さすが幼少期から殺すか死ぬかの修羅に生きた女。
「さーて、腕折らせてもらおうかねェ〜、」
フェイの腕に手をかける。
「さよなら♡」
ボギッ、と鈍い音が響いたと共に、クロロの静止の声が響く
「もうやめろ。これ以上やったらフェイが死ぬ。」
「…ちぇ、つまんないの。」
スっ、とフェイから離れる。
フェイは口から血を流して、全身で呼吸をしている
流石流星街出身なだけあって、腕おられたくらいじゃそんなダメージは来てないみたい。
まぁ、腕だけじゃなくてアバラ、何本かイッてると思うけど。
「皆分かっただろう、コイツの実力を。」
「…えっ何今のってそれを見せる為のショーだったの？」
「？あぁそうだが。」
「しんっっじらんない！ごめんねフェイ！ちょっと本気で蹴っちゃった。もっと手加減すれば良かったーー！」
服を勢いよく破いて、フェイの腕を固定する。
余った布で流れてる血を拭って、応急処置を施した
先程の殺気を放った時の表情とは打って違い、
ごめんね！とフェイに謝る少女の表情に
フェイ含め、その場にいた全員がついていけなかった。
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す ズ き(プロフ) - つららちゃんさん» わああコメントありがとうございます！；；とても励みになります！；； (2020年4月6日 14時) (
レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
つららちゃん(プロフ) - イルミ(T . T)すごく面白いです！こんな素敵な作品をありがとうございます(T . T) (2020年4月6日 5時) (レス) id: 74f4862074 (このIDを非表示/違反報告)
ミウ(プロフ) - 更新待ってました〜！ゴン可愛いです(*ﾟ▽ﾟ*) (2018年12月8日 13時) (レス) id: 88cce883b3 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - ＊エアメル＊さん» エアメルさん〜；!!応援は嬉し過ぎますありがとうございます； (2018年8月26日 21時) (レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
＊エアメル＊(プロフ) - ま、まままさか返信してもらえるなんて...！！ありがとうございます！応援してます！ (2018年8月25日 11時) (レス) id: c3939000f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：す ズ き | 作成日時：2018年4月9日 16時
