過去編 ページ19
「あ〜もしかしてそういう職業」
勘が良いのか悪いのか、一発で相手の職業を当ててしまう
その言葉のせいか、常人には見えない速さで飛んでくる針
だが彼女は常人ではないし闇側の世界の住人である
抜群の反射神経でかすり傷ひとつなく避けた
「っ！なにすんの！危ないな！」
「…アレを避けるんだ。」
なかなかやるね、と言い臨戦態勢に入る。
「えっちょっと待って私は君とやるつもりないんだけど！」
「そんなの関係ないよ、任務を見られたら後々面倒だから殺るだけ。」
「ん〜っ、あぁもう！」
「ッ！」
床を蹴ってイルミの前に一瞬にして立つ、不意をつかれたイルミは一瞬隙が出来る。その隙を見逃すAではなかった。
一瞬でイルミの両腕をつかみ床に押し倒し、押し付ける。馬乗りの体制になり確実にイルミの動きを封じた。
「っ…」
「あんま乱暴な真似したくなかったのに〜不可抗力だかんね」
「何するつもり、俺を殺すの。」
「そんな事しないよ。面倒だし。それより名前教えてよ」
「やだね、教える理由がない」
「早く教えてくれなきゃそこにあるゲイバーにでも連れ込んで無理矢理にでも掘ってもらうよ？ただでさえ私に組み敷かれて身動き出来ないんだもんね〜どうなるかな〜」
ニコッ、と笑うが目はマジだ。
ゾクッとした。
このまま喋らなかったら確実にデメリットはでかい
何よりこの女は、強い。
勝てない、そう判断したイルミは遂に口を開く
「…イルミ」
「そっか！イルミか！私はA、よろしくね」
満足したのかスッ、とイルミの上から退く、
そこを見計らいイルミはAを押し倒し返し、足と足の間に自身の足をねじ込んだ。
形勢逆転、というやつだ
「幾ら俺でも女に組み敷かれるとか屈辱なんだけど。」
「あらら〜、何、私と一発交わる？」
組み敷かれたというのにどこか余裕そうな彼女にイルミは苛立ちを覚えた。
スッ、と顔をギリギリまで近づけ首に腕を巻き付ける
年頃の男だ、イルミも少しそういった反応をしてしまうのも仕方ない
「…お前ムカつく。」
「お前じゃなくて、A。」
「黙れ」
「んも〜凄い強情。ヒソカだったら一瞬でズキューンするのに」
「ずきゅ…なに？」
ごめんこっちの話と言ってイルミを見つめる。
「で？これから何すんの？」
その問いにイルミは思考が停止した。
自分はこの女をどうしたいんだろう、
ただ組み敷かれて、舐められたから…やら返したかっただけ？
自分は何がしたいんだ？
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す ズ き(プロフ) - つららちゃんさん» わああコメントありがとうございます！；；とても励みになります！；； (2020年4月6日 14時) (
レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
つららちゃん(プロフ) - イルミ(T . T)すごく面白いです！こんな素敵な作品をありがとうございます(T . T) (2020年4月6日 5時) (レス) id: 74f4862074 (このIDを非表示/違反報告)
ミウ(プロフ) - 更新待ってました〜！ゴン可愛いです(*ﾟ▽ﾟ*) (2018年12月8日 13時) (レス) id: 88cce883b3 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - ＊エアメル＊さん» エアメルさん〜；!!応援は嬉し過ぎますありがとうございます； (2018年8月26日 21時) (レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
＊エアメル＊(プロフ) - ま、まままさか返信してもらえるなんて...！！ありがとうございます！応援してます！ (2018年8月25日 11時) (レス) id: c3939000f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：す ズ き | 作成日時：2018年4月9日 16時
