甘えん坊さん ページ16
「ん……んん、？」
いつの間にか眠っていたようで、揺れる感覚に目を開けた。なんか懐かしい匂いがする…
「あれ、起こしちゃったかい？♢」
「ひそか…？」
寝ぼけ眼で目を擦る。目が痛むよ、と言ってヒソカに腕を掴まれた
「なんでヒソカと一緒にいるの？わたし、」
「んー…♡ボクがAと一緒に居たかったから♣」
だって君、久しぶりに会ったのにイルミやイルミの弟とか電話とかで全然ボクの事構ってくれなかったじゃないか♢と拗ねるヒソカ
子供みたい、とAは思った。ヒソカがこんな事を言うのなんて、珍しい。
「ごめんごめん、寂しい思いさせたね」
よしよし、と頭を撫でると、背中にヒソカの手が回ってぎゅっ、と抱き寄せられる
まるで一緒に過ごせなかった時間をゆっくりと埋めてくみたいに
こんな姿の彼を、誰が死神と呼ぶのだろう。
巷で噂になっている死神ヒソカ、今の彼からは想像もつかないあだ名だ。
そっと、私はヒソカを抱き返した
Aの腰は少し力を込めればすぐに折れてしまいそうなほど細い、
抱きしめるだけで、先程の嫉妬なんて飛ぶように消えた。
(こんなに心踊り狂わされるなんて…♢ボクも落ちたもんだな♡)
意中の相手を抱きしめながらそんな事を考える。
例えるなら、Aはボクの心臓で、彼女がもし死んでしまったらボクの時間は止まってしまう。
きっと狂って、防腐処理を施した死体を
ボクの命が尽きるまで愛で続けるだろう
まぁ、彼女もボクも簡単には死なないけど♡
腕の中で眠るAにバレないように、軽くキスをした。
唇と唇が離れる
そしてもう一度、愛おしそうに抱きしめた。
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す ズ き(プロフ) - つららちゃんさん» わああコメントありがとうございます！；；とても励みになります！；； (2020年4月6日 14時) (
レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
つららちゃん(プロフ) - イルミ(T . T)すごく面白いです！こんな素敵な作品をありがとうございます(T . T) (2020年4月6日 5時) (レス) id: 74f4862074 (このIDを非表示/違反報告)
ミウ(プロフ) - 更新待ってました〜！ゴン可愛いです(*ﾟ▽ﾟ*) (2018年12月8日 13時) (レス) id: 88cce883b3 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - ＊エアメル＊さん» エアメルさん〜；!!応援は嬉し過ぎますありがとうございます； (2018年8月26日 21時) (レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
＊エアメル＊(プロフ) - ま、まままさか返信してもらえるなんて...！！ありがとうございます！応援してます！ (2018年8月25日 11時) (レス) id: c3939000f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：す ズ き | 作成日時：2018年4月9日 16時
