狩られる者とヒソカ。 ページ15
クロロとの電話の後、特にこれといったイベントもなく三日間を塔で過ごした。
ヒソカとイルミが何かと電話の相手は誰だのなんだのと五月蝿かったが
「んー、久しぶりのシャバーっ！」
空に向かって手をぐい、とあげ伸びをする
新鮮でキレイな空気を味わう様に深呼吸をした
「随分嬉しそうだね♡」
「そりゃあんな辛気臭いとこに3日も閉じ込められてりゃ嫌になるよ。絶対この塔作ったやつ性格悪いよ」
「これから、プレートを順に引いてもらう。
決めるのは、狩る者と狩られる者。」
ヒソカ、イルミ、私、と順にプレートを引き、最後にキルア達が引いて終わった。
「番号が書いてあるだろう。それが君達のターゲットだ、」
「ねぇちょっと。私プレート真っ白なんだけど」
手にプレートを持ち、バン！とみんなの前に出す。
「ほほぉう、中々運が良い。
コレはすべての受験生にとって六点分のプレートとなる。そして68番はただ''生きて'この試験をクリアすれば合格になる」
にや、と意地の悪い笑みを浮かべる試験官。
「私だけハードモード過ぎるでしょ。」
「500名の囚人を一気に倒したんだ、これくらい朝飯前だろう？」
「まぁそうだけどさ」
この中で私と互角に戦えるのなんて、ヒソカとイルミ位しか居ないし、第３次試験といいこの試験といい、かったる過ぎるよ。苦労したの二次試験くらい。
「はぁ…」
溜息を吐きながら船に乗る。
1人でトランプタワーを作っているヒソカの隣に座り、肩を預ける。
「おや、随分不機嫌だね♡珍しい♢」
「んー、うるさい、ちょっと隣に居て。」
「ハイハイ…♡」
彼女がこういう風に甘える時はメンタルが弱っている時と不機嫌な時だ。
甘えるのは幼馴染のヒソカ位で、これは唯一、ヒソカだけの特権である。
仲の良い人らには誰にでも無邪気に接し、笑う彼女だが、素の表情は家族より大切な存在であるヒソカが沢山知っている。
無防備に肩に顔を乗せ、ぶすっ、としている彼女を愛おしく思いつつ、(ずっと僕の隣に居て、僕にだけその表情を見せてくれればいいのに…♣)と、独占欲を巡らせる。
Aの腰を引き寄せ、自分の足と足の間に置いて、後ろからハグをする。勿論Aは嫌がらないし、背中を僕の胸板にくっつけ、体重をかけてくれる。
(あァもう、いっそのこと閉じ込めてしまおうか＿♢)
奇術師のAに対する想いは、募るばかりだった。
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す ズ き(プロフ) - つららちゃんさん» わああコメントありがとうございます！；；とても励みになります！；； (2020年4月6日 14時) (
レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
つららちゃん(プロフ) - イルミ(T . T)すごく面白いです！こんな素敵な作品をありがとうございます(T . T) (2020年4月6日 5時) (レス) id: 74f4862074 (このIDを非表示/違反報告)
ミウ(プロフ) - 更新待ってました〜！ゴン可愛いです(*ﾟ▽ﾟ*) (2018年12月8日 13時) (レス) id: 88cce883b3 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - ＊エアメル＊さん» エアメルさん〜；!!応援は嬉し過ぎますありがとうございます； (2018年8月26日 21時) (レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
＊エアメル＊(プロフ) - ま、まままさか返信してもらえるなんて...！！ありがとうございます！応援してます！ (2018年8月25日 11時) (レス) id: c3939000f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：す ズ き | 作成日時：2018年4月9日 16時
