クロロ=ルシルフル ページ14
「＿＿Aか」
電話越しから聞こえる低い落ち着く声。
「クロロ、」
久しぶりに彼の声が聞けて、嬉しい気持ちになる
「突然すまない、ハンター試験中だろう？今、大丈夫なのか。」
「うん、今三次試験中。あと3日は暇だよ。」
「そうなのか、実は蜘蛛としてではなく俺個人としてお前に話があってな」
「へぇ、というと？」
「ハンター試験が終わったあと、会えないか？」
クロロから電話ってだけでも珍しいのに、そこから蜘蛛してでは無くクロロ個人として、となると奇妙すぎる、もしかしてクロロじゃないんじゃない…？
「おい、A？」
「あっあっ、はい！」
「大丈夫か？」
電話越しに笑い声が聞こえる。くそ、バカにされてる
「とりあえずハンター試験終わったら、また連絡する。私もクロロに会いたいし、ね」
「！…そうか。わかった、落ちるなよ」
「落ちないよ、誰だと思ってんの」
「ふ、たしかにな。じゃあ、」
「うん、また」
ツー、ツー、と聞こえる端末
彼の声がまだ少し耳に残っているので名残惜しく思う。
それにしても、クロロ個人として会いたいなんて何かあったんだろうか。
クロロには会う度に蜘蛛に来ないかと誘われる。
フェイタンやシャルやノブナガにも凄く誘われる
パクは優しいし別に入ってもいいんだけど…
蜘蛛って柄じゃあないしね、
それに蜘蛛に遊びに行くといっつもシャルとかフェイタンに取り合いされるし、仕事の時はいっつもクロロに傍に居ろって命令されるし、マチとかパクには服とか付き合わされるし、ノブナガとウボォーギンはいっつも突然戦い挑んでくるし、コルトピはふわふわだしボノレノフとフランクリンはいい相談相手だしシズクは毒舌だけど優しいしフィンクスは特訓してくれるし…
まあ、そんな所が暖かくて好きだけど
「はやく三次試験終わんないかなぁー…」
「久しぶりにアイツの声、聞いたな」
アイツ…というのは、Aの事だ。
Aを呼び出したのはコレクションの自慢をしたいから、Aは俺と価値観が似ているから話も合う…
というのは建前で、本当は俺がAに会いたいからだ
蜘蛛として呼ぶと、普段はいつもシャルやフェイタンに取られてしまうからな、アイツらもきっとAの事を、
普段はヒソカやイルミがそばに居るしな
幼馴染だから仕方ないが…
たまには独占してもいいだろう、
俺だってAの隣に居たいし触れたい。
「早くハンター試験、終わればいいのにな」
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す ズ き(プロフ) - つららちゃんさん» わああコメントありがとうございます！；；とても励みになります！；； (2020年4月6日 14時) (
レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
つららちゃん(プロフ) - イルミ(T . T)すごく面白いです！こんな素敵な作品をありがとうございます(T . T) (2020年4月6日 5時) (レス) id: 74f4862074 (このIDを非表示/違反報告)
ミウ(プロフ) - 更新待ってました〜！ゴン可愛いです(*ﾟ▽ﾟ*) (2018年12月8日 13時) (レス) id: 88cce883b3 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - ＊エアメル＊さん» エアメルさん〜；!!応援は嬉し過ぎますありがとうございます； (2018年8月26日 21時) (レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
＊エアメル＊(プロフ) - ま、まままさか返信してもらえるなんて...！！ありがとうございます！応援してます！ (2018年8月25日 11時) (レス) id: c3939000f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：す ズ き | 作成日時：2018年4月9日 16時
