蜘蛛、そして敵対 ページ12
「それより、ここはどんな部屋なわけ？試験官さん。」
『あぁ、君にはここで500名の囚人を倒してもらう。そしたら前に進めばいい。それだけだ、簡単だろう？』
スピーカーから少しのノイズと共に声が聞こえる
「500名ねぇ…ま、普通か。」
「ま、俺達の試験が終わったらって話ならもう少し待っててよ。今からクラピカだし」
キルアにそう言われ、私は壁に持たれながら座り込む。
クラピカと囚人の戦いをボーッと見ていると、囚人、マジタニの背中に蜘蛛のタトゥーがあった
「あれ、蜘蛛じゃん。」
まぁ偽物だけど
そのタトゥーを見た瞬間、クラピカの纏う雰囲気が変わった。
目も緋い
あの目には見覚えがあった。
4年前、くらいだったろうか、幻影旅団の団長 クロロが とても綺麗な眼が手に入ったんだ と自慢げに話していた。
「クラピカ、クルタ族だったんだ」
戻ってきたクラピカを見上げながら話しかける
「…ならばどうした。」
「さしずめ、蜘蛛達に恨み辛みあるって感じだね」
「ッ！貴様、アイツらを知っているのか！！」
「まァね、仲良いよ。親密な仲」
少し挑発地味た目でクラピカを見て、ククッと笑った
「何がおかしいッ！」
「いや？アイツらも良くやるよなァ…って思っただけ。」
「貴様ァッ、！！！」
「やめなよクラピカ！」
「おい！まてクラピカ！」
ガッ、と胸ぐらを捕まれる寸前でゴンとレオリオが止めに入る。
「ま、蜘蛛に対して復讐はやめときな。死ぬよ。
…ていうか、待つの飽きちゃったよー。早く私の試験にしてよ、試験官さん。」
カメラ越しに殺気を送れば、指示を聞いてくれたのだろう、500名の囚人がザッ、と現れる。
「あらあら大量だこと。」
「おいA、大丈夫かよ」
キルアが心配そうに声をかける
「私を誰だと思ってんの？余裕だよあんな雑魚達。」
ツカツカと音を立てながらリングの上に立つと
360度、全方位を囚人に囲まれている。
「来な。」
キルアは、自分の目を疑った。
彼女が発した言葉のすぐ後、殺気という殺気を出した囚人らが彼女に向かって一斉に襲い掛かる。
その数秒後、囚人達は血を流しながらドサドサと倒れていった。
リングの上には血濡れたAが居た。
頬には返り血が掛かっており、目はとても冷たかった。
ゾッとした。これが素直な気持ちである。
血塗れた彼女はとても美しかった、が、それと同時にとても酷く冷たいものを感じた。
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す ズ き(プロフ) - つららちゃんさん» わああコメントありがとうございます！；；とても励みになります！；； (2020年4月6日 14時) (
レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
つららちゃん(プロフ) - イルミ(T . T)すごく面白いです！こんな素敵な作品をありがとうございます(T . T) (2020年4月6日 5時) (レス) id: 74f4862074 (このIDを非表示/違反報告)
ミウ(プロフ) - 更新待ってました〜！ゴン可愛いです(*ﾟ▽ﾟ*) (2018年12月8日 13時) (レス) id: 88cce883b3 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - ＊エアメル＊さん» エアメルさん〜；!!応援は嬉し過ぎますありがとうございます； (2018年8月26日 21時) (レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
＊エアメル＊(プロフ) - ま、まままさか返信してもらえるなんて...！！ありがとうございます！応援してます！ (2018年8月25日 11時) (レス) id: c3939000f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：す ズ き | 作成日時：2018年4月9日 16時
