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「Aさん？」
「あら、轟さん」
全ての授業を終え、重い体を運び寮に帰ろうとしたところで、寮がある方向とは反対方向に進もうとする少し前に見た黒髪が見えてしまって声をかけた。
雄英の制服に身を包んだAさんに敷地内で会うのは初めてで、
俺と同じように普通の高校生をしていることは知っていたはずなのに何故か少し身構えてしまった。
「どこか行くんですか？」
「洗剤がなくなりそうだったから薬局へ」
そういえば自分のシャンプーがなくなりそうだったことを思い出し、Aさんの薬局に同行することになった。
しかし、目立つのだ。
あまり日頃気にしたことはなかったが、雄英体育祭2位の俺と、
2年連続で完膚なきまでの1位を取っており名を轟かせているAさんが一緒にいるととても視線が痛い。
Aさんはそんなのこと気にしていないとでもいうように歩くが、雄英生からの視線は依然として刺さったままだ。
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わか(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます！ご期待に添えるように頑張ります！ (2020年3月30日 6時) (
レス) id: c590ef5e52 (このIDを非表示/違反報告)
みんと - 今回は轟くんなんですね！展開が楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2020年3月29日 21時) (レス) id: ecd32e4b78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか
| 作成日時：2020年3月29日 14時
