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「なんですか？こんな汚いところに連れてきて」
埃が舞う錆臭い廃墟ビルのような場所。
雄英の近くにこんな場所があったのかと驚く。
少し血生臭い匂いが混じっているのは気のせいだとは思いたいが、この人たちがむけている銃口を見る限り勘違いではないだろう。
「組長には色々お世話になってよォ」
「あら貴方達の尻拭いしてあげた記憶はあっても、ご迷惑かけた覚えはありませんねぇ」
「その減らず口どうにかしろやァ」
その瞬間、バンッという鈍く重い音が耳に響く。
「Aさん！？」
「相変わらず銃は下手くそなのね」
銃弾が頬をかすめ、白い肌から頬を伝って血が流れる。
なのに微動だにせずにAさんは笑っていた。
まるで、お前達は私に勝てないとでもいうような、余裕の笑みというのが一番正しい表現だと思う。
俺を安心させるためなんかじゃない。この人は、本心で笑っていた。
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わか(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます！ご期待に添えるように頑張ります！ (2020年3月30日 6時) (
レス) id: c590ef5e52 (このIDを非表示/違反報告)
みんと - 今回は轟くんなんですね！展開が楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2020年3月29日 21時) (レス) id: ecd32e4b78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか
| 作成日時：2020年3月29日 14時
